- 「住友不動産の坪単価はいくら?」
- 「注文住宅は標準仕様がハイスペックって本当?」
- 「住友不動産の注文住宅で後悔した人はいるのかな」
住友不動産は言わずと知れた大手総合不動産企業です。オフィスビルやマンションなど大規模な物件を開発する一方で、「Jアーバン」をはじめとした都会的な注文住宅を多く手掛けて、人気を集めています。
※出典:住友不動産
住友不動産は営業担当者の裁量が大きく、建築士資格の保有者が多いといわれています。
デザインの特徴である9連窓やガラススクリーンなどに加えて使いやすい住空間の提案も期待できそうですが、実際に建てた人は満足しているのか気になりますよね。
本記事では住友不動産の坪単価についてさまざまな角度から調査し、具体的な価格イメージが湧くよう本体価格や建築総額を算出しています。
さらに、住友不動産で建築してよかったことや後悔した点はあったのかどうか、口コミサイトなどを使って調査しました。
ほかにも住友不動産の特徴やメリット・デメリット、写真・間取り付きの建築実例まで幅広い情報を網羅してお伝えします!
住友不動産の注文住宅を検討している人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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住友不動産の坪単価は「45万円~85万円」
編集部で調査した結果、住友不動産の坪単価は45万円~85万円となりました。
坪単価は価格が入った過去の建築実例や住宅情報サイトなどから算出し、業界全体の値上がりを加味して計算しています。
なお、坪単価に幅があるのは商品タイプや間取り、オプション有無で大きく変わるからです。
住友不動産の坪単価はメーカー全体で見ると「ミドルグレード~ハイグレード」の位置付けになり、大手ハウスメーカーらしい充実したスペックを持ちながらコストパフォーマンスは悪くないといえます。
住友不動産の建築総額を予想
ここからは延床面積別に本体価格と建築総額を算出していきます。
注文住宅で人気の面積は35坪前後なので参考にしてみてください。なお、一般的に注文住宅の価格は「本体価格」で語られることが多いですが、諸費用や付帯工事なども発生するので、最終的に支払う費用は「建築総額」になります。
詳しくは次のコラムを読んでみてくださいね。
《人気の面積帯と本体価格・建築総額》
延床面積 | 本体価格 | 建築総額 |
---|---|---|
25坪 | 1,750万円~2,625万円 | 2,330万円~3,500万円 |
30坪 | 2,100万円~3,150万円 | 2,800万円~4,200万円 |
35坪 | 2,450万円~3,675万円 | 3,270万円~4,900万円 |
40坪 | 2,800万円~4,200万円 | 3,730万円~5,600万円 |
45坪 | 3,150万円~4,725万円 | 4,200万円~6,300万円 |
50坪 | 3,500万円~5,250万円 | 4,670万円~7,000万円 |
※建築総額は別途費用を含む金額です。別途費用は総額の25%として計算
坪単価には本体価格しか含まれない?別途費用とは?
住宅価格の目安となる坪単価。坪単価とは「1坪あたりの建築費用」を表したものです。これに建物の面積を掛けると本体価格が求められます。
なお、面積とは「延床面積」のことで、建物が2階建てなら1階の床面積と2階の床面積を合計したものになります。
ここで注意したいのが、家を建てるためには本体価格以外にもお金がかかるということ。
たとえば、電気やガスの工事。屋外給排水工事や地盤改良工事も別途かかる費用です。
そのほかには外構工事やインテリアオプション、ローン諸費用などが必要です。
ハウスメーカーが作成する見積もりには建物の本体価格に加えてこれらの別途費用も入ってきます。
そのため見積もり総額を見て「こんなに高いの!?」とびっくりしてしまうかもしれません。
では、総額における本体価格と別途費用の内訳はどれくらいなのかというと本体価格が75%、別途費用が25%くらいです。別途費用も大きな出費になることがわかりますね。ただ、この数字はあくまでも目安です。正しい金額は見積もりを取得して確認しましょう。
住友不動産の人気商品と坪単価
ここからは住友不動産の商品ラインナップを紹介していきます。モダンデザインや海外の伝統デザイン、日本の良さを取り入れた家など多彩です。Jアーバン以外にもいろいろ選択肢があるので参考にしてみてくださいね。
J・URBAN(ジェイ・アーバン):住友不動産の主力商品
※出典: 住友不動産
Jアーバンは「限りある敷地のなかでの快適な暮らし」を追求する都市型住宅。予想坪単価は75万円~です。
2003年度にグッドデザイン賞を受賞して以来、もっとも人気のある商品として多くの方に選ばれています。外観デザインはスクエアのFix小窓やガラススクリーンなどが印象的です。
美術館を連想させるモダンなデザインですが街の景観にもしっくりと馴染むのが素晴らしいところ。中庭やパティオなどを取り入れた設計が得意で都心にいながら明るく心地よい空間を実現してくれます。
Jアーバンは4つのブランドに細分化されます。特徴をまとめると以下のようになります。
ブランド | 特徴 |
---|---|
J.URBAN | 都市部において外からの視線をしっかり遮りながら「内」に豊かな住空間が広がる家。洗練されたデザインも魅力。 |
J.URBAN COURT | コート(中庭)を通って各部屋にアクセスできる開放的な家。 勾配天井や吹き抜けを効果的に配置して、縦の広がりと空間の連続性を重要視。 天井高さ4mで容積率に算入されない大容量収納も標準。 |
NEW J.URBAN COURT | 家と街をつなぐ半屋外空間を大切にする家。 プライベートを大切にしながら外へ向かって開かれていく住環境を演出。 |
J.LECONTE | 2階建て6層からなるスキップフロアの家。 小屋裏のロフトや半地下空間まで空間を最大限活用。 ファミリーリビングや家族みんなのワークスペースなどライフスタイルに合った使い方ができる。 |
PREMIUM・J(プレミアム・ジェイ):高いデザイン性を誇る最上位モデル
※出典:住友不動産
住友不動産の「PREMIUM.J(プレミアムJ)」はもっともグレードの高いシリーズで、予想坪単価は90万円~です。
グッドデザイン賞を何度も受賞しており、その美しさが最大の特徴です。
シリーズといっても家の形が決まっているわけではなく、希望に応じてさまざまなデザインに対応しています。重厚感のある富裕層向け商品で唯一無二の存在感があります。
J・RESIDENCE(ジェイ・レジデンス):木のぬくもりを大切にする邸宅
※出典:住友不動産
住友不動産の「J・RESIDENCE(J・レジデンス)」は深い軒が印象的な落ち着いたデザインの家で、予想坪単価は80万円~です。
水平・垂直のラインがとても美しいですね。外観には天然木を採用しているので時を経るごとに味わいが増していく様子を楽しめます。
室内の天井高は最大でおよそ2.7mです。一般的な日本の天井高は2.4mなので、部屋に入った瞬間に空間の広がりを感じられるます。合わせてハイサッシを採用すれば開放感も抜群です。
さらにテラスやバルコニーの床は屋内と高さを揃えることができるので、内と外の連続性を楽しめるようになっています。
ハイグレードな設備が標準仕様なのも魅力の一つ。2013年度にはグッドデザイン賞を受賞しています。
邸宅型住宅シリーズ:海外や国内の多彩なスタイルから外観デザインを選べる
※出典:住友不動産
住友不動産の「邸宅型住宅シリーズ」は伝統と格調を大切にしたコンセプチュアルなシリーズで、予想坪単価は70万円~です。
邸宅住宅シリーズには大きく分けて「Foreign Style」と「 Japanese Style」の2タイプがあり、好みに応じて選ぶことができます。「Foreign Style」は名前のとおり欧米デザインの華やかな住宅で「 Japanese Style」は和の心や美しさを味わえる住宅です。
どちらにも共通するのが、流行に流されることのない普遍的な美意識を持っていること。それでいて手頃な価格帯であることも魅力です。
「Foreign Style」デザイン例
※出典:住友不動産
「Japanese Style」デザイン例
※出典:住友不動産
栖(すみか):ZEH基準を超える性能を備えた、これからの住まい
※出典:住友不動産
住友不動産の「栖(すみか)」はレジリエンスに力を入れた高性能モデルで、予想坪単価は90万円~です。2022年に発売したばかりでラインナップのなかでは一番新しいタイプになります。
「栖」はZEH仕様を標準搭載。そもそもZEH(=ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは住宅で消費するエネルギーと発電するエネルギーの年間収支をゼロにする住宅のことです。
これを実現するには太陽光パネルを搭載して電力を創り出すと同時に、省エネ設備の採用や断熱性の強化によって出ていくエネルギーを抑える必要があります。ただ、設備を導入すれば当然住宅価格は上がってしまいます。
そこで「栖」では初期費用ゼロで太陽光や蓄電池を設置できる「すみふ×エネカリ」制度を導入。いわゆるサブスク型のサービスで、定額料金を支払えば設置はもちろん、修理や更新なども含めてサポートを受けられます。
仕様・設備にはトリプルガラス樹脂サッシのほか、遮熱効果のある屋根材や高断熱玄関ドア、全熱交換型換気システムなどを採用。住宅性能表示制度の「断熱等級5」「省エネ等級6」(ともに最高ランク)を上回る性能です。デザイン性やグレードも高く、セラミックのオリジナルキッチンを標準採用するなど住友不動産らしく上質な空間を演出しています。
住友不動産と競合メーカーの坪単価を比較
住友不動産とよく比較されるメーカーについてもチェックしておきたいですよね。三井ホームとミサワホームは特に比べられることが多いのだとか。
ほかにも「木造×高級感、大手の安心感、設計の自由度」などをキーワードに、住友不動産と似ているメーカーをチェックしておくとよいでしょう。
ハウスメーカー | 坪単価 | 備考 |
---|---|---|
三井ホーム | 65万円~120万円 | ・ツーバイフォー工法を強固にしたプレミアムモノコック構造 ・もともとは完全自由設計かつ標準仕様が無い高級メーカー ・近年は標準仕様やセレクト住宅もラインナップしている |
ミサワホーム | 60万円~90万円 | ・有償メンテナンスを行えば永年保証が可能 ・木質パネル工法の商品は大部分が工場生産で一定の品質を確保している ・大容量収納の「蔵」が有名 |
60万円~130万円 | ・初期の段階から設計とインテリアがチームを組みプランニング ・インテリアを大切にする考えで、契約者向けインテリアセミナーなども開催している ・ツーバイフォー工法が基本で、鉄筋コンクリート造にも対応 |
|
住友林業 | 65万円~110万円 | ・木造で平屋から3、4階建てまで対応 ・デザイン性が高く和モダンの実例も多数 ・外壁を吹き付け塗装にできる ・オプション費用が高額になる傾向がある |
積水ハウス | 65万円~120万円 | ・有償メンテナンスを行えば永年保証が可能 ・木造は1階~3階建て、鉄骨造は1階~4階建てまで幅広い要望に対応する ・ZEH比率が高く北海道以外の都府県で92%を達成(2021年度) |
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住友不動産の3つの特徴
- 工法はウッドパネル工法・2×4工法・2×6工法の3つ
- 長期優良住宅に標準仕様で対応
- 地震に強く、火・水にも強い
住友不動産の注文住宅はモダンでどっしりとした見た目から「コンクリート造なのかな?」と思う方もいるかもしれませんが、実際は1972年から木造住宅を作り続けている木造ハウスメーカーで、ウッドパネル工法、2×4工法、2×6工法の3つから最適なものを選べます。
「ウッドパネル工法」は木造軸組構法をベースにパーティクルボードを組み合わせて耐震性を高めたハイブリッド工法です。パーティクルボードは一般的な構造用合板より強度が高く、地震の揺れなどを面で受け止め、建物のゆがみやねじれを低減させます。さらに柱・梁の接合部には断面欠損を抑える構造用金物を設置し、壁内には制振ダンパーを標準採用することで安全性を高めています。
制振ダンパーとは特殊なゴムが地震の揺れを吸収する装置。同社の実験によると地震の揺れをおよそ50%低減しています。
「2×4工法」は壁・床・天井を強固に連結して6面体を作り、建物全体を支える構造です。構造体となる壁は厚みがあり断熱材をたっぷり入れることができます。そのため耐震性はもとより、断熱性や気密性の高さが2×4工法の大きな特徴です。
「2×6工法」はさらに壁厚が増すため、耐震性や断熱性がアップします。
断熱性を表す基準のUA値において、住友不動産では北海道基準の0.37W/m2Kを超える0.37W/m2Kを実現(数値が低いほど熱が逃げにくく断熱性が高いことになります)。冷暖房を節約してエコな暮らしを実現できます。
これら3つの工法を選べるのは住友不動産の特徴だといえるでしょう。
住友不動産の3つのメリット
- 標準仕様のグレードが高く納得感のある金額
- 受賞歴多数のデザイン性
- 総合不動産企業ならではのサービスが便利
住友不動産の注文住宅は標準仕様が充実していることでも知られています。同社は分譲マンション実績が豊富なので大量仕入れによるコストメリットが期待でき、高級設備をリーズナブルな価格で注文住宅に取り入れることができます。
使いやすい機能が充実したパナソニックやタカラスタンダードなどの住宅設備のほか、セラミックなどの高級素材を使った住友不動産オリジナル設備を設置することが可能です。
デザイン性の高さにも定評があり「外観に一目ぼれした」という口コミも住友不動産ではよく見られます。2003年度より20年連続でグッドデザイン賞を受賞しており、直近の2022年度にはプレミアム.Jの戸建てが2件と、共同住宅が1件受賞しています。ガラススクリーンや石を使った外観はモダンで都会的ですし、海外邸宅のようにエレガントなデザインも住友不動産の得意とするところです。デザイン重視なら必ずチェックしておきたいハウスメーカーです。
住友不動産は誰もが知る大手総合不動産企業ということもあり、土地探しから将来のリフォーム、売却まで一貫して相談できるのもメリットです。どの業者にお願いするのか決めるのは施主の自由ですが、住友不動産なら自社物件のことを知り尽くしているはずなので、スムーズな対応が期待できます。住関連の窓口を一本化できるのは便利ですし、いざというときの安心感がありますね。
住友不動産の2つのデメリット
- 施工ができないエリアもある
- オプション追加で予算オーバーになるケースも
施工エリアについても注意が必要です。
北海道から熊本県まで幅広いエリアで展開しているように見えますが、たとえば東北では宮城県の一部だけなど施工可能地域は意外と限られています。建築地が都市部やその周辺でない場合は建築そのものが難しい可能性があるので、検討を始めた段階で確認しておくとよいでしょう。
最後にオプションについてです。住友不動産に限ったことではありませんが、自由設計の場合良くも悪くもさまざまな希望を反映できてしまいます。そのため気付いたときには予算を大きくオーバーすることも。
特に住友不動産は基本仕様のグレードが高いため、それに見合うインテリアを造作したり、さらに細かい部分にこだわったりしているとどんどん膨らんでしまいます。標準仕様は充実しているものの、多額のオプションをかけてしまったという体験談もいくつか見られました。
家づくりの参考に!住友不動産で建てた人の建築実例紹介
ここからは住友不動産の実例を写真・間取り付きで紹介します。優雅な内装やゆとりを感じさせる空間の使い方は積極的に参考にしたいところです。
建築実例1: バーカウンターのある邸宅
※出典:SUUMO
- 建築地: 神奈川県
- 敷地面積:142.2坪
- 間取り:2階建て、4LDK
ゆったりとした敷地に建てられたエレガントな邸宅の実例です。真っ白な外壁にロートアイアンの飾りがアクセントになっていますね。
間取りの特徴は何といってもバーコーナーがあること。日常を過ごすリビングやダイニングと空間を和分けることで、非日常感を味わえます。
リビングの床材はローズウッド。日本語では「紫檀」と呼ばれる樹種ですが、フローリングの材料としてはかなりめずらしいものです。
テレビ横の壁には水槽まで埋め込まれていて、まるでレストランのような設えになっています。
住友不動産ならさまざまなこだわりを叶えてくれることが期待できますね。
建築実例2:開放感抜群の平屋住宅
※出典:SUUMO
- 建築地:奈良県
- 延床面積:58.2坪
- 敷地面積:118.9坪
- 間取り:平屋、3LDK+ガレージ
伸びやかな勾配天井のある平屋の実例です。
天井にはトップライトが設置されているため、とても開放的な空間になっています。
間取りの特徴は、中庭をコの字で囲む設計になっていること。外からの視線を気にせずにアウトドアリビングを楽しめるのが魅力です。
さらに、この間取りのように中庭を挟んで部屋を設けると離れのような雰囲気を演出できます。
プライベート感を大切にしたいときにぜひ真似したいですね。
家事効率にも配慮されていて、キッチン周りのパントリーや専用のランドリースペースがとても使いやすそうです。
建築実例3: 高級感あふれる美術館のような住まい
※出典: SUUMO
- 建築地:東京都
- 延床面積:39.0坪
- 敷地面積:40.0坪
都会的でエレガントな実例です。
勾配屋根を活かしたハイ天井と上部に設計した窓の効果で、とても明るく開放的な印象になっています。
マントルピースを連想させる石貼りのアクセント壁が、海外の邸宅のようでとても素敵ですね。
外観にはタイルや石がふんだんに使われています。明るい色味で統一しているので、重厚感がありながらもやわらかく上品な印象になっています。
ちなみに、建築主は住友不動産のリピーターとのこと。2棟目を依頼するということは、同社の対応や提案力が評価された結果ですね。
住友不動産を建てて後悔しない?良い評判・悪い評判をチェック
住友不動産の価格やラインナップなどを紹介してきましたが、実際に建てた人の口コミ・評判も気になりますよね。
そこで評価サイトの「みん評」より良い評判と悪い評判をピックアップしました。
どのようなところに注意すればいいのか参考にしてくださいね。
良い評判: 営業担当の対応力、フットワークの良さ、グレードの高さが好評
まずは良い評判から見ていきましょう。
★★★★★5.00
営業マンが知識豊富でフットワークが軽い
1年半前に住友不動産で新築しました。モデルハウスがシンプルな作りで好感が持てたのでお話を聞きました。営業担当が狭い土地を有効に使う方法などを上手に提案してくれましたし、低予算の中でこちらの要望を最大限に聞き入れてくれて、結果いい家が建ちました。施工担当もこまめに連絡をくれて、引渡し前の内覧で気になった点を伝えたら、引渡しまでに整えてくれていました。近隣への配慮もしっかりしてくれていて、引っ越し後も住みやすいです。
住友不動産の営業担当は裁量が大きく、一人で多くの業務をこなすようです。
建築士資格を持っている人も多いため知識が豊富なだけでなく、的確なプランをさっと作ってくれたという声も見られました。
★★★★☆4.00
ハイグレード設備が標準 ワンランク上の家
木造ですが、構造はしっかりしており、地震にも安心だと感じました。鉄筋と悩んでいたのですが、しっかりと構造の説明をしていただき、地震に対する不安を取り除いていただくことができました。マンションを多く立てている会社さんなので、標準設備がハイグレードで、後々オプションで見積もりが膨れ上がっていくことがなく、安心して打ち合わせをすることができたと思います。かなり夢いっぱい希望いっぱいの注文に対しても、間取りやコストに関して頑張っていただけたのがありがたかったです。
住友不動産が売りにしているグレードの高さは、多くの建築主からも好評です。コストパフォーマンスよく高級住宅を建てられるのはうれしいことですよね。
★★★★☆4.00
住友不動産をおすすめします
私が住友不動産をハウスメーカーとして利用したのは、友人から実際住んでみてこちらのお願いどおりに予算内でやっていただいたと強くすすめられたことと、大手企業としての安心感があったからです。実際初対面の時から社員の方がきちんと説明くださり、以前住宅で嫌な思いをしたことなど言いづらいこともきちんと聞いてくださいました。実際バリアフリーの面でかなり注文をしたのですが、予算内に納めていただき、使い勝手もよいのでとても満足しています。ただ、アフターフォローをもっと充実させていただけるとありがたいです。
悪い評判: 確認不足な点があった
続いて、悪い評判も見ていきましょう。
★★★★☆4.00
良い面と悪い面
良かった点
営業さんのフットワークと仕事の速さは抜群でした。心配していたローンも組めて良かったです。風水を気にする自分が希望していた間取り等にきちんと設計してくれた点も◎
悪かった点
最終的に、全部の書類にハンコをつくときに、確認させず流れ作業のようにポンポン押させられて、気づけば、ちょいちょい違う点が仕上がり直前に発覚。たまたま仮住まいが近くだったので、数日おきに現場を見に行って確認したため相違を指摘改善できましたが、危なかった!あと、提携?している業者さんの当たりはずれはあるようで、一部まったく違うものになってしまい、気づいたら修繕不可になっていました。これからのかたに言いたいのは、面倒でも数日おきに現場を見に行くことをおすすめします!
時間をかけて打ち合わせをしたマイホームが異なる仕上がりになってしまっては後悔することになりかねません。着工前の最終確認は一つ一つきちんと行うことが望ましいですよね。
工事が始まったら現場を確認するのも大事だと分かりますね。
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失敗しないために知っておきたい!ハウスメーカーの選び方
ハウスメーカーを選ぶために、モデルハウスを隅から隅まで見て回るのは非効率ですよね。
まずは資料請求で複数のメーカーを比較するのはお伝えしたとおりです。さらに以下の視点からハウスメーカーを絞り込んでいきましょう。
設計自由度と予算で選ぶ
せっかく注文住宅を建てるなら希望をしっかり反映したいですよね。
ただ、少しでも金額をおさえたいならハウスメーカーが用意している規格商品を選ぶという方法も。
設計自由度と金額のバランスは以下のように考えましょう。
1,000万円台
ローコストメーカーでは本体価格1,000万円台で建てることも可能です。
この価格帯では規格住宅がメインになります。間取り・外観デザインを用意されたバリエーションから選び、カラーセレクトでアレンジを加えます。シンプルな設計ですがだれでも使いやすく設定されているため、こだわりがなければ暮らしやすい家になるでしょう。ハウスメーカーによっては間取りのアレンジも可能です。
2,000万円台
ローコストやミドルグレードのハウスメーカーで自由設計の家が建てられます。
自由設計なら吹き抜けのあるリビングやシューズインクローゼット、パントリーなど人気のプランを取り入れられます。内装・外装はスタンダードですが、上質なキッチンや間接照明など部分的にオプションを採用できるでしょう。
3,000万円台
自由設計に加えて、ワンランクアップの設備や仕様を採用できます。内装なら天然木のフローリングや建具、設備なら太陽光発電システムや全館空調などです。ミドルグレード~ハイグレードのハウスメーカーで建てられて、アフターサービスも期待できます。
4,000万円台以上
トップグレードモデルでゆったりとした家を建てられる金額です。
たとえば坪単価が100万円で45坪の家なら4,500万円。
リビングや玄関だけでなく、後回しになりがちな寝室のインテリアにも力を入れることができます。
木造や鉄骨など、構造で選ぶ
住宅を支える「構造」は、大きく分けると木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造の3つです。
家づくりを設計事務所にお願いする場合は構造も含めて指定できますが、ハウスメーカーに頼む場合はそのメーカーが得意とする構造で建てることになります。
希望が木造ならば多くのメーカーが対応していますが、「鉄骨造」と「鉄筋コンクリート造」は少数派。おのずと絞られてきます。
さらに、同じ木造住宅でも「木造軸組工法」と「ツーバイフォー工法」では特徴が異なります。
軸組工法は柱と梁の骨組みで建物を支える工法で、間取りの自由度が高いことがメリットです。
一方、ツーバイフォー工法は壁全体で建物を支えます。壁が厚く高気密・高断熱性がツーバイフォー工法の売りですが、間取りに制約が出ることが難点です。
構造の違いを理解したうえで対応するハウスメーカーを選べば、満足度の高い家づくりができるでしょう。
住宅性能で選ぶ
耐震性・断熱性・耐風性など重視する性能からハウスメーカーを選ぶのもいい方法です。
イメージが湧かない場合は、どのような暮らしをしたいかを考えます。
「夏は涼しく、冬あたたかい家に住みたい」「きれいな空気環境を保って健康的に暮らしたい」「音に敏感だから静かな家で安心して過ごしたい」など、実はさまざまな希望があるはずです。
それらの希望を実現するために必要なのが「断熱性」や「防音性」などの住宅性能なのです。
アフターサービスや保証で選ぶ
アフターサービスはどのハウスメーカーでもクレームになりやすい分野です。
クレームの内容は「連絡が来ない」「対応してくれない、もしくは遅い」というものがほとんど。
不具合が出るのは仕方がないことですが、できるだけ早く修理を済ませて日常を取り戻したいですよね。アフターの評判が良いメーカーを選べばこのようなストレスを軽減できます。
建物の保証内容や保証期間もよく比べてみましょう。
長期保証を売りにするハウスメーカーが謳う「●年保証」とは、延長をした場合の「最長保証期間」のことです。多くのメーカーでは初期保証を10年としており、指定の有償メンテナンスを実施しなければ保証が延長できない仕組みになっています。
ただ、ローコストメーカーでは保証を最低限にしてムダを省いているからこそ、安い金額で提供できるともいえます。
保証については考え方次第なので、価値観に合うハウスメーカーを選びたいものです。
最後は、担当者の対応が決め手になる
営業担当者はハウスメーカー選びの最重要ポイントです。
検討するメーカーが決まったらモデルハウスへ足を運び、接客を受けてみましょう。
営業担当者とは契約後も長く付き合いが続くため、相性の合う人だと安心です。
「契約するまではいい人だったのに、契約後は態度が変わってしまった」という経験を持つ人もいるため、調子のいいことしか言わない人には要注意です。
できないこと、デメリットも含めて判断材料をきちんと伝えてくれる人なら信用できますね。
複数のハウスメーカーを比較しよう
一生に一度のマイホーム。家づくりのパートナーとなるハウスメーカー選びは複数社を比較することが大切です。
「ここのハウスメーカーは検討できそうかな?」と判断するために一括資料請求を利用しましょう。
一括資料請求では資料だけでなく予算に合わせた間取りをもらえます。
理想や夢ばかりだとしても、しっかり希望を記入したほうが有意義な資料を入手できます。
ハウスメーカーのおすすめランキングは下記記事で詳しく解説しています。
[sitecard subtitle=関連記事 url=/column/house-maker-recommend/ target=]注文住宅を建てるために必要な費用
注文住宅を建てるためには「土地の取得費用」「建物の建築費用」「諸費用」の3つが必要です。
土地の取得費用
土地を購入するときは以下の費用がかかります。
- 土地代
- 仲介手数料
- 登記費用
- 固定資産税清算金
仲介手数料の上限は法律で定められており、その金額は「物件価格の3%+6万円+消費税」です。
たとえば2,000万円(税抜)の土地なら仲介手数料の上限は72万6千円(税込)になります。
また、土地の所有権移転登記を行うためには「登記費用」が必要です。登記費用には登録免許税という税金と、司法書士へ支払う手数料が含まれます。登録免許税は固定資産税評価額の2%が基本ですが、軽減措置を受けられる可能性があります。
さらに固定資産税の清算金も必要です。固定資産税は1月1日時点の土地所有者、つまり売主に課税されています。そのため買主は土地を取得した日から年末までの日割り分を負担するのが通例です。
建物の建築費用
- 本体価格
- 付帯工事費
建物の建築には本体工事と付帯工事それぞれの費用がかかります。
付帯工事とは、地盤改良工事や屋外給排水工事のこと。エアコン工事やインテリア造作、エクステリア工事などが入る場合もあります。
諸費用
- 登記費用
- 住宅ローン諸費用
- 火災保険料
- その他(印紙代や各種申請費用など)
家を新築すると所有権保存登記が必要ですし、住宅ローンを借りれば抵当権設定登記が必要です。
また住宅ローンには保証料や火災保険料、融資手数料などがかかります。
注文住宅のよくある失敗と注意点
近隣トラブルが発生
工事中はどんなに気をつけても騒音や粉じん、工事車両の出入りなどで近隣に迷惑をかけてしまうもの。トラブルを起こさないためには事前の挨拶と工事スケジュールの説明を徹底することが大切です。
口コミでは「建築主が顔も出さず、住宅会社に任せきりにするなんて!」という声も。スムーズな新生活を始めるためにも挨拶周りをしっかり行いましょう。
周辺環境に欠点があった
電車の音が大きい、車の音がうるさいなど気持ちが高ぶっているときは意外と見落としてしまいます。土地を購入する前に早朝・昼間・夜間の状況を確認しておくと安心です。
建築地から駅や学校へ実際に歩き、通勤・通学のシミュレーションをするのもおすすめです。「坂道が多くて大変だな」「遊歩道があって気持ちよく通勤できる」などさまざまな発見があります。
予算をオーバーして家計が苦しくなってしまった
見積もりに納得して契約しても、打ち合わせをするうちに増えてしまうのがオプション金額。
家の満足度が上がっても家計が苦しくなっては生活レベルが下がってしまいます。
最初に予算の上限を決めておきましょう。
大きく値引きしてもらった手前、手直し工事の要望が言えない
数千万円かかる住宅だから、少しでも値引きをしてもらいたいですよね。
ただ、工事の質が落ちることは覚悟しておかなければなりません。
工程を簡略化して人件費を削減する、安い材料に切り替えるなどといったことが起こるからです。
値引きの要求は「ほどほど」がよさそうです。
日当たり・風通しが悪かった
東西南北だけではく、周辺建物との関係でも左右されるのが日当たりや風通しです。
隣と距離が近いなら、天窓の設置や中庭を作ることで改善できる場合があります。
特殊な設計にすると建物の金額はアップしますが、後から変えるのは難しいことなので後悔のないようにしましょう。
建ぺい率の関係で家が狭くなった
「庭や駐車場は必要ないから、土地に対してめいっぱい建物を建てよう」と考えているなら要注意。それぞれの土地には用途地域に応じて「建ぺい率」が定められています。
建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合です。30%から80%までさまざまなので敷地条件を確認することが大切です。
収納が足りない
収納が不足しているとせっかくの新居が散らかってしまうことに。
適切な収納を作るには現状の持ち物を把握することが大切です。その上で使う場所の側に収納を計画するとうまくいきます。ハウスメーカーへ収納の悩みを積極的に伝えるのもおすすめです。
二世帯にしたら生活リズムのズレがストレスに
仲良しの二世帯でも、暮らし始めたらちょっとしたことがストレスになる場合も。
生活音や臭いにはお互い気を付けたいところです。
最近は開放感のある間取りが人気ですが、二世帯の場合はドアで区切ると安心です。
まとめ
都市部の住宅に強い住友不動産。
グッドデザイン賞を多く受賞しているだけあり、外観デザインや設計力の高さが魅力です。
内装にも力を入れており、高級分譲マンション同等のハイグレードな設備が標準仕様に設定されていることでも人気を集めています。
さらに営業担当者の知識やフットワークの軽さも高く評価されており、安心して家づくりを進められるでしょう。信頼の大手企業で自由度も高く、おしゃれな注文住宅を建てられることは大きな魅力です。
安全性とデザイン性、どちらにもこだわるなら住友不動産を検討してみてはいかがでしょうか。
住友不動産の坪単価でよくある質問と回答
住友不動産の坪単価はいくら?
住友不動産の坪単価は70万円~105万円です。
ハウスメーカーのランクとしては、ミドルグレード~ハイグレードとなります。標準仕様がハイグレードなのでオプションに気を付ければコスパよく家づくりができますよ。
より詳しくは「住友不動産の坪単価は「70万円~105万円」 」をご覧ください。
住友不動産の評判はどうなの?
オリコンの顧客満足度調査では、13位とまずまずの順位です。高級感やデザイン性の高さが好評な反面、アフター対応については不満の声が見られました。
より詳しくは「住友不動産を建てて後悔しない?良い評判・悪い評判をチェック」をご覧ください。