【65万円~110万円】住友林業の坪単価で予算オーバーが続出!?安いプランはあるのか徹底調査

住友林業の坪単価!安いプランはある?人気メーカーとも徹底比較
  • 「住友林業で木の家を建てたいけど坪単価はいくら?」
  • 「セミオーダータイプなら価格も安いかな?」
  • 「予算オーバーしてしまわないか心配…」

木のあたたかさとスタイリッシュなデザイン、設計自由度も高い住友林業。

こだわりの邸宅を実現できる反面、契約後に金額が上がり予算オーバーする人も多いようです。

住宅の価格は毎年上がっているため、まずは金額の目安を知りたいですよね。

本記事では住友林業の坪単価についてさまざまな角度から調査し、具体的な価格イメージが湧くよう本体価格や建築総額も算出しています。

住友林業

※出典:住友林業

住友林業の家は平屋もしくは2階建てのイメージが強いかもしれませんが、都心部の狭小地に木造3階建てや4階建てを建てた実例も多くあります。

「木の家を建てたいけど3階建ては鉄骨じゃないと無理だろう」とあきらめていた人も住友林業で検討できますよ。

ほかにも住友林業の特徴やメリット・デメリット、間取り付きの建築実例まで幅広い情報を網羅してお伝えします!ぜひ参考にしてくださいね。

住友林業の特徴まとめ

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目次

住友林業の坪単価は「65万円~110万円」

住友林業の坪単価

編集部で調査した結果、住友林業の坪単価は65万円~110万円となりました。

坪単価は価格入りの建築実例や住宅情報サイトなどから算出しています。

金額に幅があるのは商品タイプや間取り、オプション有無で大きく変わるから。

住友林業の坪単価はハウスメーカー全体で見ると「ハイグレード」の位置付けになります。

オリコン顧客満足度調査の回答から坪単価を調査

ランキングや口コミでお馴染みのオリコン顧客満足度調査。住友林業はオリコンのハウスメーカーランキングで第4位です。

スウェーデンハウス、ヘーベルハウス、積水ハウスに続いて上位にランクインしています。人気の高さは一目瞭然ですね。

同ランキングの回答者データから、実際に建てた人の坪単価と本体価格を見てみましょう。多い順に並べると以下のとおりです。

坪単価
1位 60万円~79万円(33.3%)
2位 80万円~99万円(29.5%)
3位 40~59万円(16.2%)
住居価格
1位 3,000万円~3,999万円(37.7%)
2位 2,000万円~2,999万円(26.4%)
3位 5,000万円以上(17.8%)

※最新のオリコン調査では項目が無くなっていたため、上記データは2022年のオリコン調査より引用

坪単価でもっとも多いのは60万円〜79万円ですが、80万円〜99万円で建てた人も同じくらいの割合です。

全体の6割強の人は坪単価100万円未満で建てていることが分かりますね。

ただ、最近は値上げが続いています。これから注文住宅を検討する場合、建築するころには坪単価100万円以上になる可能性も覚悟しておきたいところです。

一方、住居価格を見ると3,000万円台で建てた人が全体の4割弱です。次に多いのが2,000万円台でした。

5,000万円以上をかけている人もそれなりに多く、住友林業全体の平均価格を押し上げている印象です。

住宅産業新聞のデータより坪単価を算出

住宅産業新聞では主要ハウスメーカーの平均販売価格、延床面積を毎年調査しています。

住友林業の調査データによれば最新の平均価格は3,940万円、平均坪単価は103.6万円です。

オリコンの回答者データに比べて金額が高めですが、こちらはあくまでも「平均価格」であって「最多価格帯」ではありません。

また、参考までに金額の推移が分かるよう過去のデータを表にまとめました。

年度 平均価格 平均延床面積 平均坪単価
2020 3,940万円 38.0坪 103.6万円
2019 3,900万円 38.4坪 101.5万円
2018 3,830万円 38.5坪 99.4万円
2017 3,820万円 39.0坪 97.9万円
2016 3,780万円 39.7坪 95.2万円
2015 3,770万円 40.4坪 93万円
2014 3,580万円 40.2坪 89万円
2013 3,460万円 40.6坪 85.2万円
2012 3,340万円 40.5坪 82.4万円

面積は毎年小さくなっていますが、価格と坪単価は高くなっていますね。

「少し待てば安くなるかも」という期待は残念ながら叶わない可能性が高いです。

住宅の購入を考えているなら早めに動くようにしましょう。

住友林業を建てた人のなかには親族の紹介などで割引を利用した人も。

価格上昇は大きな負担なので、税金の優遇制度や補助金なども積極的に活用したいものです。

こどもみらい住宅支援事業やZEH、ZEH+などの補助金を申請できる場合もあるので、要件に適合するかハウスメーカーに確認するとよいでしょう。

住友林業公式サイトから契約金額を調査

住友林業公式サイトから契約金額

※出典:住友林業

住友林業公式サイトのデータも見てみましょう。

付帯工事や設計料を含めた税込価格で3,000万円~4,000万円が全体の約半数です。

なお、この契約金額には外構工事、ローン諸費用、登記費用などは含まれていないと考えられるので、総額はもう少し高くなるでしょう。

住友林業の建築総額を予想

ここからは延床面積別に本体価格と建築総額を算出していきます。

注文住宅で人気の面積は35坪前後なので参考にしてみてください。

なお、一般的に注文住宅の価格は「本体価格」で語られることが多いですが、諸費用や付帯工事なども発生するので、最終的に支払う費用は「建築総額」になります。

詳しくは次のコラムを読んでみてくださいね。

《人気の面積帯と本体価格・建築総額》

延床面積 本体価格 建築総額
25坪 1,625万円~2,750万円 2,160万円~3,660万円
30坪 1,950万円~3,300万円 2,600万円~4,400万円
35坪 2,275万円~3,850万円 3,030万円~5,130万円
40坪 2,600万円~4,400万円 3,460万円~5,860万円
45坪 2,925万円~4,950万円 3,900万円~6,600万円
50坪 3,250万円~5,500万円 4,330万円~7,330万円

※建築総額は別途費用を含む金額です。別途費用は総額の25%として計算

坪単価には本体価格しか含まれない?別途費用とは?

住宅価格の目安となる坪単価。坪単価とは「1坪あたりの建築費用」を表したものです。

これに建物の面積を掛けると本体価格が求められます。なお、面積とは「延床面積」のことで、建物が2階建てなら1階の床面積と2階の床面積を合計したものになります。

ここで注意したいのが、家を建てるためには本体価格以外にもお金がかかるということ。

たとえば、電気やガスの工事。屋外給排水工事や地盤改良工事も別途かかる費用です。

そのほかには外構工事やインテリアオプション、ローン諸費用などが必要です。

ハウスメーカーが作成する見積もりには建物の本体価格に加えてこれらの別途費用も入ってきます。

そのため見積もり総額を見て「こんなに高いの!?」とびっくりしてしまうかもしれません。

では、総額における本体価格と別途費用の内訳はどれくらいなのかというと本体価格が75%、別途費用が25%くらいです。別途費用も大きな出費になることがわかりますね。ただ、この数字はあくまでも目安です。正しい金額は見積もりを取得して確認しましょう。

住友林業 人気商品の坪単価

住友林業の商品ラインナップは多彩で価格の幅も広いです。共通しているのは標準仕様・設備のグレードが一定以上であること。住友林業で安く建てるならセミオーダーの規格住宅にするという方法もあります。

My Forest BF:風格あるデザインのハイグレードモデル

My Forest BF:風格あるデザインのハイグレードモデル

※出典:住友林業

住友林業のMy Forest BFは普遍的な美しさを大切にしたフラッグシップモデル。予想坪単価は95万円です。

外観には住友林業ならではの土壁風吹き付け塗装のほか、タイル貼りや木調軒天を採用することも可能です。

木調軒天

※出典:住友林業

キッチン・バス・洗面台もハイグレードモデルが標準仕様。

洗面台

銘木を使ったフローリングはオイル仕上げも選べます。オイル塗装は定期的にメンテナンスをする必要がありますが、木が好きな人にとってはその手間も楽しいものです。

さらに住友林業で人気があるウッドタイルやピーリング材を、空間のアクセントとして取り入れられます。

本物の木が醸し出す高級感や心地よさを存分に楽しめる邸宅です。

GRAND LIFE:住友林業の平屋

GRAND LIFE:住友林業の平屋

※出典:住友林業

住友林業の「GRAND LIFE」は平屋のシリーズ。予想坪単価は85万円です。

写真の外観は日本的なデザインですが、スクエアフォルムのモダンな平屋や大きな片流れ屋根を載せたでデザインなど、さまざまなテイストに対応します。

平屋の魅力は同じフロアで家族の気配を感じながら暮らせること。

室内に段差のない「ユニバーサルデザイン」であることも平屋の特徴です。

ユニバーサルデザイン

※出典:住友林業

天井に傾斜を付ける「勾配天井」は平屋住宅で人気のアレンジです。

ワンフロアの場合、吹き抜けを作ることはできませんが、勾配天井を採用すれば伸びやかな大空間が手に入ります。

さらに住友林業では天井の一部を高くする「折り上げ天井」や、床下げにも対応。最大で約3.5mの天井高を実現できます。

大開口にできるBF構法だから、光あふれる心地よいリビングを作ることが可能です。

PROUDIO:木造3階建て・4階建て住宅

PROUDIO:木造3階建て・4階建て住宅

PROUDIO:木造3階建て・4階建て住宅の間取り図例

PROUDIO:木造3階建て・4階建て住宅の間取り図例

※出典:住友林業

住友林業の「PROUDIO」は木造の3階建て・4階建て住宅。予想坪単価は105万円です。

木造ながら準防火地域、防火地域にも対応します。

耐震性は住宅性能表示制度で最高ランクの「耐震等級3」を実現。

耐震性を測る実験では東日本大震災と同じ震度7の揺れを2回、震度4から6までのゆれを246回も加えましたが、プラウディオの躯体は耐震性を維持し続けました。

設計の自由度も高く、木造ながら車2台置ける大開口のビルトインガレージを作ることも可能です。

変形や狭小地などに応じたプランニングで敷地を最大限活用します。

The Forest BF:四季を愉しんで暮らす家

The Forest BF:四季を愉しんで暮らす家

※出典:住友林業

住友林業の「The Forest BF」は四季を愉しむコンセプトの家。予想坪単価は80万円です。

日本の季節は春夏秋冬の4つだけでなく、七十二候とする考えかたが古来にはありました。

たとえば桜がはじめて開くときや、さなぎが羽化するときをそれぞれ一つの季節と捉えます。

このような感性を取り入れた設計が「The Forest BF」の特徴です。

家のなかに景色を楽しむ特等席を設けたり、リビングからつながるウッドデッキで夏を満喫したり。

日本伝統の障子や格子なども活用したトータルコーディネートがなされます。

Forest Selection BF:1200の間取りから選んで作る規格住宅

Forest Selection BF:1200の間取りから選んで作る規格住宅

※出典:住友林業

住友林業の「Forest Selection BF」は厳選された間取りからセレクトするセミオーダー商品。予想坪単価は70万円です。

フォレストセレクションには会員専用のシミュレーションサイトがあり、営業担当者と会う前にWEBで間取りを検討します。

希望が固まったら価格や仕様について問い合わせを入れ、その後はWEBや対面で打ち合わせを進める流れです。

選んだ間取りはアレンジできます。玄関・階段の位置は固定ですが、フラットな天井を勾配天井に変える、窓サイズを大きくするなどのカスタマイズが可能です。

内装・設備のグレードも高く、天然木のフローリングや内装ドア、LIXIL「リシェルSI」のセラミックトップキッチンや、住友林業クレストの洗面台などが選べます。

ただ、外壁の種類はサイディングに限定され、種類も決められています。タイルや吹き付けはできません。

それでもコストパフォーマンスの高さは最大の魅力です。

住友林業とよく比べられるメーカーの坪単価を比較

住友林業を検討している人は、ほかにどこのメーカーを見ているのかも気になりますね。

よく比較されるメーカーを以下にまとめました。デザイン性の高さが評価されているメーカーや、性能がいい木造住宅をチェックしている人が多いようです。

ハウスメーカー 坪単価 備考
三井ホーム 65万円~120万円 ・ツーバイフォー工法を強固にしたプレミアムモノコック構造
・もともとは完全自由設計かつ標準仕様が無い高級メーカー
・近年は標準仕様やセレクト住宅もラインナップしている
積水ハウス 65万円~120万円 ・有償メンテナンスを行えば永年保証が可能
・木造は1?3階建て、鉄骨造は1?4階建てまで幅広い要望に対応する
・ZEH比率が高く北海道以外の都府県で92%を達成(2021年度)。
ミサワホーム 60万円~90万円 ・有償メンテナンスを行えば永年保証が可能
・木質パネル工法の商品は大部分が工場生産で一定の品質を確保している
・大容量収納の「蔵」が有名。
住友不動産 45万円~85万円 ・木造:ウッドパネル工法やツーバーフォー工法を採用
・標準仕様のグレードが高い
・ガラススクリーンなどを使ったモダンデザインが特徴
・割安感がある
一条工務店 55万円~85万円 ・「家は性能」がキャッチフレーズで主力商品のアイスマートはUA値0.25 W/㎡
・木造軸組工法とツーバイシックス工法を採用
・全館床暖房が標準

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住友林業の3つの特徴

  1. 国内外で森林を管理する木のスペシャリスト
  2. デザイン性が高く木の質感を大切にした住まいを提供
  3. ハウスメーカーではめずらしく吹き付け塗装を積極採用

住友林業は木のスペシャリスト。グループで持続可能な森林経営に取り組んでいます。

国内では北海道、本州、四国、九州に社有林を保有しており、総面積は4.8万haにもなります。

苗木の生産体制も整えており、適正な植林と伐採によって資源を守りながら積極的に活用しています。

海外でも約23万haの森林を管理し、環境保全と木材の安定供給に努めています。

木の専門家の住友林業が作る住まいは、構造・内装どちらにも木がふんだんに使われているのが特徴です。

実際、住友林業で建てた人の多くは「木の質感が気に入った」ことを決め手に挙げています。

また、住宅の外壁材といえばサイディングが定番ですが、住友林業は「吹き付け塗装」で仕上げることができます。

吹き付け塗装と相性がいいのは、住友林業が得意とする和のデザイン。土壁に近い質感を演出できます。

貝殻やサンゴなどを含んだ「シーサンドコート」は特に人気の塗装です。

ただ、表面がゴツゴツしているのでうっかり手を着くと痛いという声もあります。

住友林業の3つのメリット

  1. 設計自由度が高く、こだわりを反映できる
  2. BF構法で最大8mの天井高と7.1mの大開口を実現
  3. 標準仕様のグレードが高い

住友林業はミリ単位の設計要望に対応します。そのため複雑な形の土地でも余すことなく有効活用できます。

自由度を高めているのは独自に開発したBF構法。

従来の柱に比べて約5倍の太さを持つ構造材を使うことで、最大2.8mの天井高と7.1mの大開口を実現します。

規格が決まっていることが多い「天井の高さ」や「窓の位置、大きさ」も含めて自在にプランニングできるのが住友林業のうれしいところ。

「あと少し、ここにゆとりがあれば」という思いに応えます。さらに地下室や半地下収納、コーナーサッシを設計することも可能です。

また、住友林業は内装材に天然木の素材を多用しています。

一般的なハウスメーカーではシートのフローリングが標準で、突板や無垢はオプションになることがほとんどですが、住友林業は標準でこれらに対応しています。

キッチンやバス、洗面といった設備関係もハイグレードなタイプを標準設定しています。

住友林業の3つのデメリット

  1. 自由度が高い分、オプション料金が高額になりがち
  2. 契約前に申込金5万円が必要
  3. メンテナンス費用が高額になる可能性も

住友林業は「価格が高い」と言われがちです。というのもオプションありきの提案になっているからです。

もちろん、オプションをすべて断りシンプルな家を建ててもいいですが、それでは住友林業で建てるメリットが感じられません。オプションでデザイン性を高めるからこそ住友林業らしいスタイリッシュな住宅が完成します。

また、契約前にプランと見積もりを作成してもらうためには申込金5万円を支払う必要があります。このお金は敷地調査や図面作成にかかる実費という扱いなので、契約に至らなくても返金されません。

見積だけで費用がかかるハウスメーカーはほとんどないので、検討する上ではデメリットになるでしょう。

住友林業の外壁塗装は30年ごととされています。一般的には10年~15年程度で再塗装が必要なので、サイクルが長くお得な感じがしますよね。

ただ、性能に問題がなくても気になるのが汚れです。人気の高いシーサンドコートもやはり2~3年で汚れが目立つという話もあります。

風合いがある外壁ですが凹凸があるため汚れは覚悟しておかなければなりません。

30年経たなくても美観上の問題から塗り替えをする人もいるようです。

家づくりの参考に!住友林業で実際建てた人の実例紹介

独自に開発したBF構法で開放的な空間が実現できる住友林業。

実際に建てた人の家はどうなのか気になりますよね。

30坪から40坪くらいの実例を間取り・写真つきで紹介するので、参考にしてみてくださいね。

建築実例1:3階フロアを全てLDKに!眺望、採光、プライバシーを実現した住まい

建築実例1:3階フロアを全てLDKに!眺望、採光、プライバシーを実現した住まい

建築実例1:3階フロアを全てLDKに!眺望、採光、プライバシーを実現した住まいの間取り図例

※出典:SUUMO

  • 建築地:福岡県
  • 敷地面積:23.2坪
  • 延床面積:31.5坪
  • 間取り:3LDK、3階建て
  • 家族構成:夫婦+子ども1人

約20坪という広さの土地に3階建てを建築した実例です。利便性の高いエリアの場合、土地の間口が狭いというのはよくあるケースです。

それでも広々として見えるのは、3階をワンフロアまるごとリビングにしているからでしょう。

周辺の建物が2階建てなら素晴らしい眺めが手に入ります。横長の窓を4つ連続させていますが、こちらはすべて開閉できないFIX窓。

網戸や鍵、ハンドルなどが一切ないので、眺望を損ねることがありません。カーテンを付けていないので余計すっきりしています。

さらに注目したいのが冷蔵庫とレンジフードがリビングから見えない設計になっていること。

階段横の壁が絶妙な目隠しになっています。また、一戸建てではトイレを2か所設ける人が多いですが、本実例は1か所のみ。

ほかの部分にゆとりが生まれ、玄関もリビングも広々としています。

建築実例2:玄関土間や階段もLDKと一体に…木の心地よさに包まれた暮らし

建築実例2:玄関土間や階段もLDKと一体に…木の心地よさに包まれた暮らし

※出典:SUUMO

  • 建築地:東京都
  • 敷地面積:29.5坪
  • 延床面積:28.4坪
  • 間取り:2LDK、2階建て
  • 家族構成:夫婦+子ども1人

設計担当者が自宅を建てた実例です。ダイニング・キッチンとウッドデッキの高さを揃えて使いやすくしています。

ウッドデッキは遊び場として使うほか、在宅ワークをすることもあるとか。

おだやかな気候の日には仕事もはかどりそうですね。

リビングは床全体を一段上げています。ソファもテレビボードも置いていないため広々使えるのがいいですね。テレビを見るときはプロジェクターで壁に投影しているそうです。

建築実例3:たっぷりの採光と落ち着きを両立。四季の表情を存分に楽しむ暮らし

建築実例3:たっぷりの採光と落ち着きを両立。四季の表情を存分に楽しむ暮らし

建築実例3:たっぷりの採光と落ち着きを両立。四季の表情を存分に楽しむ暮らしの間取り図例

※出典:住友林業

  • 建築地:埼玉県
  • 敷地面積:48.4坪
  • 延床面積:39.8坪
  • 間取り:3LDK、2階建て
  • 家族構成:夫婦+子ども1人

ウォルナットの床がシックな実例です。窓の外に建てた塀は、視線を遮りつつ公園の緑は楽しめる絶妙な高さ。

人通りが多い立地なので1階の南側には窓を設けず、代わりに書庫を作っています。

それでもリビングが暗くならないのは、階段まわりに吹き抜けがあるから。

2階からの光が1階まで降りそそぎ、明るさと落ち着き感を兼ね備えた空間となっています。

住友林業で後悔した人は?悪い評判はある?

デザインやプランで夢をふくらますのも楽しいですが、やはり気になるのは悪い評判についてですよね。住友林業は沖縄県以外の全国展開で引き渡し棟数も年間8,000棟以上。

これだけの規模なら少なからず悪い評判も出てしまうものですが、そこまでひどいものはなさそうです。

ここからは実際に建てた人の「悪い評価」を、合同会社ラビッツのアンケート調査からピックアップして紹介します。

当初の坪単価よりも大幅に予算がかかったところです。こちらの知識不足もあると思いますが細かく内装を決めて行く中で追加料金のオプションが多くかかってしまい何度も見積りを出し直しました。予算を抑える事を意識して決めて行きましたが、結果当初の予算をかなりオーバーする事になってしまいました。なので予算の点に関しては満足とは言えませんでした。

※出典:合同会社ラビッツによるアンケート調査

大きく予算オーバーしてしまった口コミです。

住友林業では契約時にあらかじめ提案料(オプション料)を組み込んだ見積もりを作るようですが、それでも足りずにオーバーしてしまうことも。注文住宅はハウスメーカーの作品ではなく、施主の家です。打ち合わせの途中で冷静にオプションを見直すことも必要かもしれませんね。

こちらがそれほど多くの予算を想定していないのがわかったのか、間取りを決める時にかなり急かされ、適当な対応をされたように思う。あと1メートル全体的に大きくしたいと言ったところ、ただ廊下が増えるだけですよと一蹴されたり、エアコンだけで十分暖かいと言われたが実際住んでみたら凍えるような寒さでヒーターなしでは生活できない。また土地探しは不動産会社がやってくれたが小学校が近いと聞いていたのにそれほど近くない。全体的に、お金持ちしか相手にしないのかという印象さえ受けた。

※出典:合同会社ラビッツによるアンケート調査

担当者にめぐまれなかった人も。はじめての家作りではわからないことが多く、「プロがいうことなら」と信じてしまいますよね。ただ、暑さや寒さの感覚は人によって大きく異なり、言葉で判断するのは難しいところです。寒がりの人は全館空調や床暖房などで家全体を温めつつ、ヒーターやエアコンを併用できるようにしておくのがいいかもしれません。

施工メーカーが決まってから、設計の担当者と、何度も打ち合わせをいたしましたが、とても、知ったかぶりをする担当者で、楽しみながら、家の設計をしたかったのに、とても不愉快でした。決まったドアなどを変更したかったけど、種類があまりなく、選べる選択ができないところが、残念でした。今考えると、もっとゆっくり考えて、選びたかったですが、急かされたことが多かったです。

※出典:合同会社ラビッツによるアンケート調査

住友林業では「打ち合わせ期間・階数をしっかりとってくれた」という良い評判が多いですが、急かされてしまったという人も。

担当者とどうしても合わない場合は変更してもらえないか聞いてみる方法もあります。

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失敗しないために知っておきたい!ハウスメーカーの選び方

失敗しないために知っておきたい!ハウスメーカーの選び方

ハウスメーカーを選ぶために、モデルハウスを隅から隅まで見て回るのは非効率ですよね。

まずは資料請求で複数のメーカーを比較するのはお伝えしたとおりです。さらに以下の視点からハウスメーカーを絞り込んでいきましょう。

設計自由度と予算で選ぶ

せっかく注文住宅を建てるなら希望をしっかり反映したいですよね。

ただ、少しでも金額をおさえたいならハウスメーカーが用意している規格商品を選ぶという方法も。

設計自由度と金額のバランスは以下のように考えましょう。

1,000万円台

ローコストメーカーでは本体価格1,000万円台で建てることも可能です。

この価格帯では規格住宅がメインになります。間取り・外観デザインを用意されたバリエーションから選び、カラーセレクトでアレンジを加えます。シンプルな設計ですがだれでも使いやすく設定されているため、こだわりがなければ暮らしやすい家になるでしょう。ハウスメーカーによっては間取りのアレンジも可能です。

2,000万円台

ローコストやミドルグレードのハウスメーカーで自由設計の家が建てられます。

自由設計なら吹き抜けのあるリビングやシューズインクローゼット、パントリーなど人気のプランを取り入れられます。内装・外装はスタンダードですが、上質なキッチンや間接照明など部分的にオプションを採用できるでしょう。

3,000万円台

自由設計に加えて、ワンランクアップの設備や仕様を採用できます。内装なら天然木のフローリングや建具、設備なら太陽光発電システムや全館空調などです。ミドルグレード~ハイグレードのハウスメーカーで建てられて、アフターサービスも期待できます。

4,000万円台以上

トップグレードモデルでゆったりとした家を建てられる金額です。

たとえば坪単価が100万円で45坪の家なら4,500万円。

リビングや玄関だけでなく、後回しになりがちな寝室のインテリアにも力を入れることができます。

木造や鉄骨など、構造で選ぶ

住宅を支える「構造」は、大きく分けると木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造の3つです。

家づくりを設計事務所にお願いする場合は構造も含めて指定できますが、ハウスメーカーに頼む場合はそのメーカーが得意とする構造で建てることになります。

希望が木造ならば多くのメーカーが対応していますが、「鉄骨造」と「鉄筋コンクリート造」は少数派。おのずと絞られてきます。

さらに、同じ木造住宅でも「木造軸組工法」と「ツーバイフォー工法」では特徴が異なります。

軸組工法は柱と梁の骨組みで建物を支える工法で、間取りの自由度が高いことがメリットです。

一方、ツーバイフォー工法は壁全体で建物を支えます。壁が厚く高気密・高断熱性がツーバイフォー工法の売りですが、間取りに制約が出ることが難点です。

構造の違いを理解したうえで対応するハウスメーカーを選べば、満足度の高い家づくりができるでしょう。

住宅性能で選ぶ

耐震性・断熱性・耐風性など重視する性能からハウスメーカーを選ぶのもいい方法です。

イメージが湧かない場合は、どのような暮らしをしたいかを考えます。

「夏は涼しく、冬あたたかい家に住みたい」「きれいな空気環境を保って健康的に暮らしたい」「音に敏感だから静かな家で安心して過ごしたい」など、実はさまざまな希望があるはずです。

それらの希望を実現するために必要なのが「断熱性」や「防音性」などの住宅性能なのです。

アフターサービスや保証で選ぶ

アフターサービスはどのハウスメーカーでもクレームになりやすい分野です。

クレームの内容は「連絡が来ない」「対応してくれない、もしくは遅い」というものがほとんど。

不具合が出るのは仕方がないことですが、できるだけ早く修理を済ませて日常を取り戻したいですよね。アフターの評判が良いメーカーを選べばこのようなストレスを軽減できます。

建物の保証内容や保証期間もよく比べてみましょう。

長期保証を売りにするハウスメーカーが謳う「●年保証」とは、延長をした場合の「最長保証期間」のことです。多くのメーカーでは初期保証を10年としており、指定の有償メンテナンスを実施しなければ保証が延長できない仕組みになっています。

ただ、ローコストメーカーでは保証を最低限にしてムダを省いているからこそ、安い金額で提供できるともいえます。

保証については考え方次第なので、価値観に合うハウスメーカーを選びたいものです。

最後は、担当者の対応が決め手になる

営業担当者はハウスメーカー選びの最重要ポイントです。

検討するメーカーが決まったらモデルハウスへ足を運び、接客を受けてみましょう。

営業担当者とは契約後も長く付き合いが続くため、相性の合う人だと安心です。

「契約するまではいい人だったのに、契約後は態度が変わってしまった」という経験を持つ人もいるため、調子のいいことしか言わない人には要注意です。

できないこと、デメリットも含めて判断材料をきちんと伝えてくれる人なら信用できますね。

複数のハウスメーカーを比較しよう

一生に一度のマイホーム。家づくりのパートナーとなるハウスメーカー選びは複数社を比較することが大切です。

「ここのハウスメーカーは検討できそうかな?」と判断するために一括資料請求を利用しましょう。

一括資料請求では資料だけでなく予算に合わせた間取りをもらえます。

理想や夢ばかりだとしても、しっかり希望を記入したほうが有意義な資料を入手できます。

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ハウスメーカーのおすすめランキングは下記記事で詳しく解説しています。

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注文住宅を建てるために必要な費用

注文住宅を建てるために必要な費用

注文住宅を建てるためには「土地の取得費用」「建物の建築費用」「諸費用」の3つが必要です。

土地の取得費用

土地を購入するときは以下の費用がかかります。

  • 土地代
  • 仲介手数料
  • 登記費用
  • 固定資産税清算金

仲介手数料の上限は法律で定められており、その金額は「物件価格の3%+6万円+消費税」です。

たとえば2,000万円(税抜)の土地なら仲介手数料の上限は72万6千円(税込)になります。

また、土地の所有権移転登記を行うためには「登記費用」が必要です。登記費用には登録免許税という税金と、司法書士へ支払う手数料が含まれます。登録免許税は固定資産税評価額の2%が基本ですが、軽減措置を受けられる可能性があります。

さらに固定資産税の清算金も必要です。固定資産税は1月1日時点の土地所有者、つまり売主に課税されています。そのため買主は土地を取得した日から年末までの日割り分を負担するのが通例です。

建物の建築費用

  • 本体価格
  • 付帯工事費

建物の建築には本体工事と付帯工事それぞれの費用がかかります。

付帯工事とは、地盤改良工事や屋外給排水工事のこと。エアコン工事やインテリア造作、エクステリア工事などが入る場合もあります。

諸費用

  • 登記費用
  • 住宅ローン諸費用
  • 火災保険料
  • その他(印紙代や各種申請費用など)

家を新築すると所有権保存登記が必要ですし、住宅ローンを借りれば抵当権設定登記が必要です。

また住宅ローンには保証料や火災保険料、融資手数料などがかかります。

注文住宅のよくある失敗と注意点

近隣トラブルが発生

工事中はどんなに気をつけても騒音や粉じん、工事車両の出入りなどで近隣に迷惑をかけてしまうもの。トラブルを起こさないためには事前の挨拶と工事スケジュールの説明を徹底することが大切です。

口コミでは「建築主が顔も出さず、住宅会社に任せきりにするなんて!」という声も。スムーズな新生活を始めるためにも挨拶周りをしっかり行いましょう。

周辺環境に欠点があった

電車の音が大きい、車の音がうるさいなど気持ちが高ぶっているときは意外と見落としてしまいます。土地を購入する前に早朝・昼間・夜間の状況を確認しておくと安心です。

建築地から駅や学校へ実際に歩き、通勤・通学のシミュレーションをするのもおすすめです。「坂道が多くて大変だな」「遊歩道があって気持ちよく通勤できる」などさまざまな発見があります。

予算をオーバーして家計が苦しくなってしまった

見積もりに納得して契約しても、打ち合わせをするうちに増えてしまうのがオプション金額。

家の満足度が上がっても家計が苦しくなっては生活レベルが下がってしまいます。

最初に予算の上限を決めておきましょう。

大きく値引きしてもらった手前、手直し工事の要望が言えない

数千万円かかる住宅だから、少しでも値引きをしてもらいたいですよね。

ただ、工事の質が落ちることは覚悟しておかなければなりません。

工程を簡略化して人件費を削減する、安い材料に切り替えるなどといったことが起こるからです。

値引きの要求は「ほどほど」がよさそうです。

日当たり・風通しが悪かった

東西南北だけではく、周辺建物との関係でも左右されるのが日当たりや風通しです。

隣と距離が近いなら、天窓の設置や中庭を作ることで改善できる場合があります。

特殊な設計にすると建物の金額はアップしますが、後から変えるのは難しいことなので後悔のないようにしましょう。

建ぺい率の関係で家が狭くなった

「庭や駐車場は必要ないから、土地に対してめいっぱい建物を建てよう」と考えているなら要注意。それぞれの土地には用途地域に応じて「建ぺい率」が定められています。

建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合です。30%から80%までさまざまなので敷地条件を確認することが大切です。

収納が足りない

収納が不足しているとせっかくの新居が散らかってしまうことに。

適切な収納を作るには現状の持ち物を把握することが大切です。その上で使う場所の側に収納を計画するとうまくいきます。ハウスメーカーへ収納の悩みを積極的に伝えるのもおすすめです。

二世帯にしたら生活リズムのズレがストレスに

仲良しの二世帯でも、暮らし始めたらちょっとしたことがストレスになる場合も。

生活音や臭いにはお互い気を付けたいところです。

最近は開放感のある間取りが人気ですが、二世帯の場合はドアで区切ると安心です。

まとめ

森林経営から建材の製造、木材商社としても国内外で活躍する住友林業。床材や建具にも天然木を使い、ぬくもりのある家作りが可能です。

住友林業で人気がある「シーサンドコード」などの塗装外壁を採用すれば、味わい深い邸宅が完成します。

オプション金額が上がりやすいという弱みもありますが、さまざまな要望に応えられる自由度は住友林業ならでは。

大開口を作れるBF(ビッグフレーム)構法が間取りの可能性をさらに広げます。

「木と暮らす家」を建てたいなら、住友林業を検討してみてはいかがでしょうか。

住友林業の坪単価でよくある質問と回答

住友林業の坪単価は?

住友林業の坪単価は65万円~110万円となっています。

ハウスメーカーのランクとしては、ハイグレードとなります。

住友林業の評判はどうなの?

オリコンが実施した顧客満足度調査では「4位」の結果で大変人気があります。

ただ、期待が高いだけに設計担当者へ物足りなさを感じる人もいるようです。

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