- 「三井ホームの坪単価を知りたい!」
- 「たとえば30坪で建てた場合の総額はいくら?」
- 「高そうな三井ホームにも安いプランはあるの?」
高級感やデザインを重視するなら真っ先に思い浮かぶ三井ホーム。
木造ながらマンションや施設建築などの大規模建築も手がけており、「ウッドデザイン賞」や「グッドデザイン賞」を受賞するなど高く評価されているハウスメーカーです。
注文住宅ではツーバイフォー工法をベースとした独自の「プレミアムモノコック構造」で、高耐震・高断熱の住まいを提供。デザインの美しさと性能の高さを兼ね備えた家を建てることができます。
ただ、坪単価に関しては割高に感じる人が多いのも事実です。
本記事では三井ホームの坪単価についてさまざまな角度から調査し、具体的な価格イメージができるよう本体価格や建築総額を算出しています。
さらに、実際に三井ホームで建てた人はどのような点がよかったのか、後悔したポイントはあったのか、口コミサイトなどを使って調査しました。
ほかにも三井ホームの特徴やメリット・デメリット、写真・間取り・坪単価を載せた建築実例まで幅広い情報を網羅してお伝えします!
三井ホームを検討している人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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三井ホームの坪単価は「65万円~120万円」
編集部で調査した結果、三井ホームの坪単価は65万円~120万円となりました。
坪単価は価格入りの建築実例や住宅情報サイトなどから算出しています。
金額に幅があるのは商品タイプや間取り、オプション有無で大きく変わるから。
三井ホームの坪単価はメーカー全体で見ると「ハイグレード」の位置付けになります。
オリコン顧客満足度調査の回答から坪単価を調査
ランキングや口コミでお馴染みのオリコン顧客満足度調査。三井ホームはオリコンのハウスメーカーランキングで第6位です。
同じ順位には鉄骨造とタイル外壁が特徴のパナソニックホームズがランクイン。木造で吹き付け塗装の三井ホームとは対照的ですが、どちらのメーカーも多くの人から支持されています。
では、オリコンランキングの回答者データから、実際に三井ホームで建てた人の坪単価と本体価格を見てみましょう。多い順に並べると以下のとおりです。
坪単価 | |
---|---|
1位 | 60万円~79万円(36.6%) |
2位 | 80万円~99万円(26.9%) |
3位 | 40万円~59万円(15.8%) |
住居価格 | |
1位 | 2,000万円~2,999万円(32.2%) |
2位 | 3,000万円~3,999万円(29.1%) |
3位 | 4,000万円~4,999万円(19.7%) |
※最新のオリコン調査では項目が無くなっていたため、上記データは2022年のオリコン調査より引用
坪単価60万円~79万円で建てた人がもっとも多いですが、80万円~99万円の人もそれなりに多いですね。
意外にも坪単価40万円〜59万円という低価格で建てたケースも全体の15%ほど。間取りが決まっている規格住宅などを選択すればコスパよく三井ホームの家を建てられそうです。
住居価格では2,000万円台および3,000万円台が多くを占めています。
4,000万円台以上の割合も高く、三井ホームはハイグレードな家を建築する人に選ばれていることがわかります。
住宅産業新聞のデータより坪単価を算出
住宅産業新聞では主要ハウスメーカーの平均販売価格、延床面積を毎年調査しています。
三井ホームの最新の平均価格は3,954万円、平均坪単価は100.6万円です。
参考までに金額の推移が分かるよう過去のデータを表にまとめました。
年度 | 平均価格 | 平均延床面積 | 平均坪単価 |
---|---|---|---|
2019 | 3,954万円 | 39.3坪 | 100.6万円 |
2018 | 3,957万円 | 40.4坪 | 98万円 |
2017 | 4,020万円 | 41.4坪 | 97.2万円 |
2016 | 4,000万円 | 41.6坪 | 96.1万円 |
2015 | 3,954万円 | 42.1坪 | 93.9万円 |
2014 | 3,820万円 | 41.7坪 | 91.6万円 |
2013 | 3,660万円 | 41.6坪 | 87.9万円 |
2012 | 3,480万円 | 40.9坪 | 85.1万円 |
坪単価は値上がり傾向にありますね。三井ホームだけでなく業界全体で値上がりが続いています。「少し待てば安くなるかも」という期待は残念ながら叶わない可能性が高いため、住宅の購入を考えているなら早めに動きましょう。
価格上昇の負担を少しでも減らすなら、税金の優遇制度や補助金などを積極的に活用するのがおすすめです。ZEH、ZEH+、LCCMなどの補助金を申請できる場合もあるので、要件に適合するか確認するとよいでしょう。
三井ホームの建築総額を予想
ここからは延床面積別に本体価格と建築総額を算出していきます。注文住宅で人気の面積は35坪前後なので参考にしてみてください。なお、一般的に注文住宅の価格は「本体価格」で語られることが多いですが、諸費用や付帯工事なども発生するので、最終的に支払う費用は「建築総額」になります。
詳しくは次のコラムを読んでみてくださいね。
《人気の面積帯と本体価格・建築総額》
延床面積 | 本体価格 | 建築総額 |
---|---|---|
25坪 | 1,625万円~3,000万円 | 2,160万円~4,000万円 |
30坪 | 1,950万円~3,600万円 | 2,600万円~4,800万円 |
35坪 | 2,275万円~4,200万円 | 3,030万円~5,600万円 |
40坪 | 2,600万円~4,800万円 | 3,460万円~6,400万円 |
45坪 | 2,925万円~5,400万円 | 3,900万円~7,200万円 |
50坪 | 3,250万円~6,000万円 | 4,330万円~8,000万円 |
※建築総額は別途費用を含む金額です。別途費用は総額の25%として計算
坪単価には本体価格しか含まれない?別途費用とは?
住宅価格の目安となる坪単価。坪単価とは「1坪あたりの建築費用」を表したものです。これに建物の面積を掛けると本体価格が求められます。なお、面積とは「延床面積」のことで、建物が2階建てなら1階の床面積と2階の床面積を合計したものになります。
ここで注意したいのが、家を建てるためには本体価格以外にもお金がかかるということ。
たとえば、電気やガスの工事。屋外給排水工事や地盤改良工事も別途かかる費用です。
そのほかには外構工事やインテリアオプション、ローン諸費用などが必要です。
ハウスメーカーが作成する見積もりには建物の本体価格に加えてこれらの別途費用も入ってきます。
そのため見積もり総額を見て「こんなに高いの!?」とびっくりしてしまうかもしれません。
では、総額における本体価格と別途費用の内訳はどれくらいなのかというと本体価格が75%、別途費用が25%くらいです。別途費用も大きな出費になることがわかりますね。ただ、この数字はあくまでも目安です。正しい金額は見積もりを取得して確認しましょう。
三井ホームの人気商品と坪単価
ここからは三井ホームの商品ラインナップから人気のタイプを紹介します。参考プランと同じような感じにしたい!とオーダーする人もいるそうですよ。
イズム( IZM):モダンデザインとボーダレスな暮らしを提案
※出典:三井ホーム
三井ホームの「イズム」は水平や垂直のラインが美しいモダンデザインの家。予想坪単価は100万円〜です。イズムは2022年4月に発売したばかりの新商品で、内と外、オンとオフの区切りを曖昧にする「ボーダレスな家」がコンセプトです。存在感のあるタイル壁が外からの視線を遮るので、屋外のテラスもプライベート空間の一つとして楽しめます。
※出典:三井ホーム
外観の特徴は屋根の形状です。一見、シンプルで直線的に見えますが、実際は切妻屋根に折り返しをつけたようなデザインになっています。このようにすると太陽光パネルが正面から見えにくくなり、美しいファサードを楽しむことができます。
ラセーヌ(Lacene):ニューノーマルな時代のクラシックデザイン
※出典:三井ホーム
三井ホームの「ラセーヌ」は「NEW CLASSIC & NEW LIFE」がコンセプト。2021年4月に発売した商品で予想坪単価は90万円〜です。
「ラセーヌ」は、急勾配の切妻屋根やレンガ風のタイルなどクラシカルなデザインを大切にしつつ、2層にまたがる連段窓など現代的な要素も取り入れています。
ニューノーマルな暮らしに合う設備の導入や空間提案もラセーヌの特徴です。標準仕様であるヘリンボーンのフローリングには抗菌・高ウイルスの機能を搭載。ナノイー発生機やタッチレス水栓、空気清浄フィルターなども装備し、安心と安全に配慮しています。
シュシュ(chouchou):共働き世帯が暮らしやすい家
※出典:三井ホーム
三井ホームの「シュシュ」は共働き世帯の「あったらいいな」を叶える家。参考プランは39.56坪で3,109万4千円、坪単価は78.6万円と発表されているので、予想坪単価は75万円〜です。
名前の由来はフランス語で「お気に入り」。2010年に発売して以来、高い人気を誇ります。
デザインはエレガントな「chouchou CHARM」とスタイリッシュな「chouchou COOL」の2タイプから選べます。
「シュシュ」には共働き世帯の暮らしを便利にする提案が盛り込まれています。たとえば家のなかに複数のワークスペースを設けること。作業に集中できる個室、家事の合間にさっと仕事をするセミオープンスペース、子どもの様子が目に入るダイニングルームの活用など、状況に応じた使い分けが可能です。
玄関先にはコート掛けと手洗いを備えたフィッティングルームを提案。太陽光発電システムを搭載すればZEHにも対応します。
スカーラ(SCALA):スキップフロアで多彩な暮らしを叶える
※出典:三井ホーム
三井ホームの「スカーラ」は4層のスキップフロアで変化に富んだ暮らしができる家。2020年1月発売当初の参考プランは35.45坪で2,685万2千円、坪単価は75.7万円なので、予想坪単価は76万円〜です。
※出典:三井ホーム
「スカーラ」は1階にダイニング&キッチンを配置し、半階上がったスキップフロアをリビングとしているのが特徴です。リビングの天井高さは約6mでとても開放的。フロアが上がることでプライバシー性も高まります。下の部分は1階から使える収納になり、防災用の非常食や水をストックするのに便利です。
2階に設置したパノラマカウンターは見晴らしがよく、家族の気配を感じながら仕事や学習に取り組むことができます。ZEH対応も可能です。
グランフリー(GRAN FREE):大開口サッシがラナイ(半屋外空間)とつながる
※出典:三井ホーム
三井ホームの「グランフリー」は水平ラインを強調したモダンデザインの住まい。予想坪単価は73万円〜です。
グランフリーは内装・外装に天然木を取り入れています。外壁と軒天部分にはウエスタンレッドシダーをあしらい、木製サッシには北欧のパイン材を使っています。
半屋外空間の「ラナイ」と一体感を楽しめるのもグランフリーの特徴です。天井まで高さのある大きな窓は、開けるとすべて外壁側に収めることができて、これまでにない大開口を実現します。
インテリアにはヘリンボーン貼りの無垢フローリングやピーリング材を採用。外観と同じく木のぬくもりを感じられる空間です。
ルーカス(Lucas):光あふれる明るい住まい
※出典:三井ホーム
ラテン語で「光」という意味の「ルーカス」は、効果的に太陽の明かりを取り込む明るい家。2019年4月発売当初の参考プランは42.31坪で2,918万6千円、坪単価68.9万円なので、予想坪単価は70万円〜です。
ルーカスではリビングを2階に設定。勾配天井に天窓があるため太陽光をたっぷり取り入れることができます。リビングからつながる半屋外空間「ラナイ」も含めて心地よい空間を満喫できます。
三井ホームと競合メーカーの坪単価を比較
三井ホームとよく比較されるメーカーについてもチェックしておきたいですよね。競合としてよく名前が挙がるのは住友林業と積水ハウスです。
住友林業は木造、積水ハウスは木造と鉄骨の両方に対応していますが、三井ホームと競合するのは木造のシャーウッドだと予想されます。2社以外にも三井ホームと比較してみたいハウスメーカーをまとめたので参考にしてくださいね。
ハウスメーカー | 坪単価 | 備考 |
---|---|---|
住友林業 | 65万円~110万円 | ・木造で平屋から3、4階建てまで対応 ・デザイン性が高く和モダンの実例も多数 ・外壁を吹き付け塗装にできる ・オプション費用が高額になる傾向がある |
積水ハウス | 65万円~120万円 | ・有償メンテナンスを行えば永年保証が可能 ・木造は1階から3階建て、鉄骨造は1階から4階建てまで幅広い要望に対応する ・ZEH比率が高く北海道以外の都府県で92%を達成(2021年度) |
60万円~130万円 | ・初期の段階から設計とインテリアがチームを組みプランニング ・ツーバイフォー工法が基本で、鉄筋コンクリート造にも対応 ・富裕層向けの特別注文住宅「プレミアムオーダー」がある |
|
スウェーデンハウス | 60万円~100万円 | ・北欧スウェーデンの木材や考えかたを取り入れた輸入住宅 ・極寒エリアに対応できる気密性と断熱性 ・木製枠のトリプルサッシを採用 ・セルフメンテナンスに手間がかかる |
ミサワホーム | 60万円~90万円 | ・有償メンテナンスを行えば永年保証が可能 ・木質パネル工法の商品は大部分が工場生産で一定の品質を確保している ・大容量収納の「蔵」が有名。 |
【メーカー選びの極意】優良ハウスメーカーのカタログ&間取りプランを一気に取り寄せ
【PR】タウンライフ
希望を詰め込んだ注文住宅。限られた時間の中で満足いく家にするには効率的な情報収集がカギ。
【1つのメーカーだけ】を見ている時には気づかなかったデメリットも、複数のメーカー情報を比較することで発見できたりします。
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三井ホームの3つの特徴
- オーダー方法が3タイプあり、それぞれ自由度が異なる
- 富裕層向けの「三井ホームプレミアム」や「規格住宅」という選択肢も
- 最長保証期間は60年、グループ力を活かしリフォームや売却時のサポートも受けられる
三井ホームにはさまざまな商品ラインナップがありますが、基本的に間取りは自由にオーダーできます。オーダー方法は「エクセレントフリー」「フリー」「セレクトフリー」の3種類です。
「エクセレントフリー」の自由度は非常に高く、地下室や曲線壁などを含めたあらゆる設計に対応します。標準仕様も設定されていないため、好きな材料を使ってオリジナルの邸宅を作ることが可能です。
「フリー」は、もっとも多くのオーナーに選ばれているそうです。間取りは自由ですが、内装・設備には標準仕様とオプション項目が定められており、その範囲内で仕様を決めます。
「セレクトフリー」は基本プランをもとにカスタマイズする方法です。屋根形状の種類が限定的だったり、ビルトインガレージが作れなかったり制約が出てくるほか、内装・設備の選択肢が少なくなります。
これら3タイプのオーダー方法以外にも富裕層向けの「三井ホームプレミアム」や、低価格で建てたい人向けの規格住宅も用意されています。「予算が厳しいけど三井ホームで建てたい」という強い希望がある場合は規格住宅を検討するのも一つの方法です。
三井ホームではグループ会社による売却のサポートも提供しています。一定期間内に売却ができなければ、決めておいた価格で買い取りをしてもらうことも可能です。品質に自信があるからこそ可能なシステムだといえます。
三井ホームの3つのメリット
- 2×6に付加価値を持たせたプレミアムモノコック構造
- 加湿機能も備える全館空調「スマートブリーズ」を採用できる
- 三井ホームはインテリアを大切にするハウスメーカー
三井ホームは2×4(ツーバイフォー)工法のリーディングカンパニーで、これまで数多くの物件を提供し、技術を磨いてきました。2×4を独自に進化させたのが「プレミアムモノコック構造」です。
プレミアムモノコック構造は、外周部分に2×6材を採用。壁が分厚くなるため断熱材をたっぷり充填できます。屋根の断熱パネルと床下の発泡系断熱材も合わせ、家全体をシームレスに断熱しています。
高気密・高断熱の構造と好相性なのが全館空調システムです。三井ホームの全館空調「スマートブリーズ」は空調機能だけでなく除湿や加湿、脱臭や換気などあらゆる機能を備えています。家じゅうがきれいな空気で満たされ温度も安定するため、間仕切りのない大空間も安心して作ることができます。
三井ホームはデザインにも定評があります。実は、インテリアコーディネーター制度を国内のハウスメーカーで初めて導入したのは三井ホーム。1970年代からインテリアの重要性を認識して施主のこだわりを叶えてきました。デザインノウハウの蓄積されたハウスメーカーが家づくりのパートナーなら心強いですね。
三井ホームの2つのデメリット
- 坪単価が高い
- 外壁は吹き付け塗装が標準仕様
質の高いスタッフや安心・安全な構造などメリットがたくさんある三井ホームですが、坪単価はどうしても高くなります。口コミでも「他社より2割程度高い」「外構の見積もりが三井価格」など予算オーバーに頭を抱える人が少なくありません。
三井ホームのオーダー方法として「エクセレントフリー」「フリー」「セレクトフリー」の3タイプがあることは、お伝えしたとおりです。金額を抑えたいなら「セレクトフリー」を選択するのも一つの方法です。床材や建具などの選択肢は減るものの、照明やカーテン、置き家具などで空間を彩るのもよいでしょう。
外壁の標準仕様は吹き付け塗装です。三井ホームの雰囲気に似合っていて素敵ですが、気になるのはメンテナンスです。高圧洗浄などで定期的に洗い流すことで美しい状態を保てるため、メンテナンスにひと手間をかけられる人におすすめです。難しいと感じるならタイルやサイディングに変更する必要があるでしょう。
家づくりの参考に!三井ホームで建てた人の建築実例紹介
ここからは三井ホームの実例を写真・間取り付きで紹介します。どの実例も吹き抜けが取り入れられており、開放的で明るい雰囲気です。自由度の高い空間の使いかたも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
建築実例1:多彩なスペースが日常にゆとりをプラスする
※出典:SUUMO
- 建築地: 神奈川県
- 延床面積:46.9坪
- 家族構成:夫婦+子ども2人
- 間取り:2階建て、5LDK
やわらかいグレーの色調でまとめたエレガントなインテリアの実例です。
LDKと寝室以外にも「コージースペース」や「ユーティリティー」「書斎」など、居心地のよさそうな空間がたくさんありますね。1階はパブリックスペース、2階はプライベートスペースとゾーン分けをしていることもポイント。来客時も気兼ねなく過ごせます。全館空調のおかげで冬の朝も気持ちよく起きられているそうです。
建築実例2: 片流れ屋根がシンボリックな住まい
※出典:SUUMO
- 建築地: 神奈川県
- 敷地面積:50.8坪
- 延床面積:62.8坪
- 家族構成:夫婦+子ども3人
- 間取り:地階、1階、2階、5LDK
片流れ屋根と大きな窓がインパクトのある実例です。
延床面積は60坪以上あり広々としています。実例1と同様に、趣味スペースなどが充実しており多彩な過ごしかたができそうですね。
キッチンは作業がはかどるL型を採用。壁に面していますが2面とも窓があり、自然光が入る空間で料理ができます。
ダイニングには窓辺にスタディカウンターを設置。子どものリビング学習や大人の仕事など多目的に使えます。やはり全館空調を採用しており、どこにいても快適に過ごせているそうです。
建築実例3: ワンフロアに水回りを集約した効率のよい住まい
※出典:SUUMO
- 建築地: 東京都
- 敷地面積:30.2坪
- 延床面積:28.7坪
- 家族構成:夫婦+子ども1人
- 間取り:2階建て、2LDK
延床面積28坪で比較的コンパクトな実例です。
リビングの吹き抜けは2階の天井も取り払い、屋根のすぐ下から吹き抜けにすることで開放的な空間を実現しています。また、リビングと同じフロアにすべての水回りを集約。くつろぎながら効率よく家事を済ませられます。ほとんどの時間を2階で過ごしているそうです。
三井ホームを建てて後悔しない?良い評判・悪い評判をチェック
ここまで三井ホームの価格や構造、商品などを紹介してきましたが、実際に建てた人の口コミ・評判も気になりますよね。
そこで三井ホームで実際に建てた人へのアンケート調査より良い評判と悪い評判をピックアップしました。
どのようなところに注意すればいいのか参考にしてくださいね。
良い評判: デザイン、アフターサービスが高評価
まずはよい評判から見ていきましょう。
ヨーロッパの様なおしゃれな家を建てたいと思い住宅展示場を回ったら、三井ホームのスパニッシュという商品の展示場があり、夫婦で一目惚れして注文しました。他の同じ様な洋風な家に比べて素材に高級感があり、特に外壁の吹き付けが良かった。また住んでみて気になる所や不具合があった時には年中無休いつでも連絡が取れるサポートデスクがあり、万が一の時には助かります。
※出典:合同会社ラビッツアンケート調査
スパニッシュは丸みを帯びた屋根瓦やロートアイアン、彫りの深いアーチなどが特徴の商品です。輸入住宅を探している人には候補の一つとなるでしょう。
三井ホームで施工した理由は、機能性はもちろんですが、デザイン性が良かったことが一番の大きな理由です。 他に比較検討したハウスメーカーも、耐震性・機能性が優れていましたが、デザインがしっくり来ず、決め手に欠けていました。 もともと、実家も三井ホームで建てていたので、なじみのあるメーカーでしたので安心感もあったことも理由です。
※出典:合同会社ラビッツアンケート調査
同じ工法で建築した他所の物件のベランダに不具合があったとのことで、不具合個所を撮影した画像の資料を担当者が持参し、我が家でも同じ不具合がおきてはいないのかについての調査があった。作業車を使った大掛かりな点検調査が必要にもかかわらず、年1回の点検を数年にわたり継続的に調べて報告をしてくれたので、アフターサービスには大変満足しています。
※出典:合同会社ラビッツアンケート調査
顧客ファーストの姿勢が伝わってくる口コミですね。バルコニーは防水や転落防止など注意点も多い場所なので、念入りな点検は大きな安心感につながります。
悪い評判: 割高感がある、細かい部分の使い勝手
続いて、悪い評判も見ていきましょう。
良かった点であげた素材に高級感ある事とデザイン料で他のメーカーに比べると金額が高かったです。それから注文住宅なので設計士の方と話し合いながら作りあげますが、その方の提案があまり良くない所があり、ドアの開閉やコンセントの位置や窓の取付等、施工後に使いにくい箇所や後日変更できない箇所が幾つかありました。
※出典:合同会社ラビッツアンケート調査
一流メーカーということで、延べ床面積のわりに割高な価格で、住んでみて、「部屋数や面積ももう少し広ければよいのに」と感じることがあります。 注文住宅とのことでしたが、予算の関係上、自由に間取りを組めない部分があり、玄関から洗面所が見えてしまう点が、実際に完成してみて一番残念なところでした。 外構の窓の飾り枠のペンキの色が、サンプルで見た色と少し違っており、イメージしていたものと違った色になりました。
※出典:合同会社ラビッツアンケート調査
やはり価格が高いという口コミは散見されます。三井ホームで予算を抑えるには「セレクトフリー」というオーダー方式を選択することになりますが、壁を動かせるピッチが決められていたり屋根形状に制限があったりするため、どこかで妥協する必要も出てきます。何を重視するかがハウスメーカーの決め手になりますが、その判断は悩ましいところです。
玄関扉には珍しい一枚板で造られた豪華な両開扉が取り付けられており、入居まではとても気に入っていました。しかし、入居して生活してみると外の明り取りの窓がなく非常に暗く不便な玄関であることに気が付きました。色々な新築物件を見ても明り取りのガラス窓はあるので、何も考えずに豪華さだけで設計したのではないかと感じています。
※出典:合同会社ラビッツアンケート調査
明かり窓のない玄関ドアは重厚な雰囲気で高級感があります。玄関ホールに窓を設ければ明るくなりますが、図面の段階でそこまで想像するのは困難です。こういった内容はプロからの提案を期待したいところですよね。
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失敗しないために知っておきたい!ハウスメーカーの選び方
ハウスメーカーを選ぶために、モデルハウスを隅から隅まで見て回るのは非効率ですよね。
まずは資料請求で複数のメーカーを比較するのはお伝えしたとおりです。さらに以下の視点からハウスメーカーを絞り込んでいきましょう。
設計自由度と予算で選ぶ
せっかく注文住宅を建てるなら希望をしっかり反映したいですよね。
ただ、少しでも金額をおさえたいならハウスメーカーが用意している規格商品を選ぶという方法も。
設計自由度と金額のバランスは以下のように考えましょう。
1,000万円台
ローコストメーカーでは本体価格1,000万円台で建てることも可能です。
この価格帯では規格住宅がメインになります。間取り・外観デザインを用意されたバリエーションから選び、カラーセレクトでアレンジを加えます。シンプルな設計ですがだれでも使いやすく設定されているため、こだわりがなければ暮らしやすい家になるでしょう。ハウスメーカーによっては間取りのアレンジも可能です。
2,000万円台
ローコストやミドルグレードのハウスメーカーで自由設計の家が建てられます。
自由設計なら吹き抜けのあるリビングやシューズインクローゼット、パントリーなど人気のプランを取り入れられます。内装・外装はスタンダードですが、上質なキッチンや間接照明など部分的にオプションを採用できるでしょう。
3,000万円台
自由設計に加えて、ワンランクアップの設備や仕様を採用できます。内装なら天然木のフローリングや建具、設備なら太陽光発電システムや全館空調などです。ミドルグレード~ハイグレードのハウスメーカーで建てられて、アフターサービスも期待できます。
4,000万円台以上
トップグレードモデルでゆったりとした家を建てられる金額です。
たとえば坪単価が100万円で45坪の家なら4,500万円。
リビングや玄関だけでなく、後回しになりがちな寝室のインテリアにも力を入れることができます。
木造や鉄骨など、構造で選ぶ
住宅を支える「構造」は、大きく分けると木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造の3つです。
家づくりを設計事務所にお願いする場合は構造も含めて指定できますが、ハウスメーカーに頼む場合はそのメーカーが得意とする構造で建てることになります。
希望が木造ならば多くのメーカーが対応していますが、「鉄骨造」と「鉄筋コンクリート造」は少数派。おのずと絞られてきます。
さらに、同じ木造住宅でも「木造軸組工法」と「ツーバイフォー工法」では特徴が異なります。
軸組工法は柱と梁の骨組みで建物を支える工法で、間取りの自由度が高いことがメリットです。
一方、ツーバイフォー工法は壁全体で建物を支えます。壁が厚く高気密・高断熱性がツーバイフォー工法の売りですが、間取りに制約が出ることが難点です。
構造の違いを理解したうえで対応するハウスメーカーを選べば、満足度の高い家づくりができるでしょう。
住宅性能で選ぶ
耐震性・断熱性・耐風性など重視する性能からハウスメーカーを選ぶのもいい方法です。
イメージが湧かない場合は、どのような暮らしをしたいかを考えます。
「夏は涼しく、冬あたたかい家に住みたい」「きれいな空気環境を保って健康的に暮らしたい」「音に敏感だから静かな家で安心して過ごしたい」など、実はさまざまな希望があるはずです。
それらの希望を実現するために必要なのが「断熱性」や「防音性」などの住宅性能なのです。
アフターサービスや保証で選ぶ
アフターサービスはどのハウスメーカーでもクレームになりやすい分野です。
クレームの内容は「連絡が来ない」「対応してくれない、もしくは遅い」というものがほとんど。
不具合が出るのは仕方がないことですが、できるだけ早く修理を済ませて日常を取り戻したいですよね。アフターの評判が良いメーカーを選べばこのようなストレスを軽減できます。
建物の保証内容や保証期間もよく比べてみましょう。
長期保証を売りにするハウスメーカーが謳う「●年保証」とは、延長をした場合の「最長保証期間」のことです。多くのメーカーでは初期保証を10年としており、指定の有償メンテナンスを実施しなければ保証が延長できない仕組みになっています。
ただ、ローコストメーカーでは保証を最低限にしてムダを省いているからこそ、安い金額で提供できるともいえます。
保証については考え方次第なので、価値観に合うハウスメーカーを選びたいものです。
最後は、担当者の対応が決め手になる
営業担当者はハウスメーカー選びの最重要ポイントです。
検討するメーカーが決まったらモデルハウスへ足を運び、接客を受けてみましょう。
営業担当者とは契約後も長く付き合いが続くため、相性の合う人だと安心です。
「契約するまではいい人だったのに、契約後は態度が変わってしまった」という経験を持つ人もいるため、調子のいいことしか言わない人には要注意です。
できないこと、デメリットも含めて判断材料をきちんと伝えてくれる人なら信用できますね。
複数のハウスメーカーを比較しよう
一生に一度のマイホーム。家づくりのパートナーとなるハウスメーカー選びは複数社を比較することが大切です。
「ここのハウスメーカーは検討できそうかな?」と判断するために一括資料請求を利用しましょう。
一括資料請求では資料だけでなく予算に合わせた間取りをもらえます。
理想や夢ばかりだとしても、しっかり希望を記入したほうが有意義な資料を入手できます。
ハウスメーカーのおすすめランキングは下記記事で詳しく解説しています。
[sitecard subtitle=関連記事 url=/column/house-maker-recommend/ target=]注文住宅を建てるために必要な費用
注文住宅を建てるためには「土地の取得費用」「建物の建築費用」「諸費用」の3つが必要です。
土地の取得費用
土地を購入するときは以下の費用がかかります。
- 土地代
- 仲介手数料
- 登記費用
- 固定資産税清算金
仲介手数料の上限は法律で定められており、その金額は「物件価格の3%+6万円+消費税」です。
たとえば2,000万円(税抜)の土地なら仲介手数料の上限は72万6千円(税込)になります。
また、土地の所有権移転登記を行うためには「登記費用」が必要です。登記費用には登録免許税という税金と、司法書士へ支払う手数料が含まれます。登録免許税は固定資産税評価額の2%が基本ですが、軽減措置を受けられる可能性があります。
さらに固定資産税の清算金も必要です。固定資産税は1月1日時点の土地所有者、つまり売主に課税されています。そのため買主は土地を取得した日から年末までの日割り分を負担するのが通例です。
建物の建築費用
- 本体価格
- 付帯工事費
建物の建築には本体工事と付帯工事それぞれの費用がかかります。
付帯工事とは、地盤改良工事や屋外給排水工事のこと。エアコン工事やインテリア造作、エクステリア工事などが入る場合もあります。
諸費用
- 登記費用
- 住宅ローン諸費用
- 火災保険料
- その他(印紙代や各種申請費用など)
家を新築すると所有権保存登記が必要ですし、住宅ローンを借りれば抵当権設定登記が必要です。
また住宅ローンには保証料や火災保険料、融資手数料などがかかります。
注文住宅のよくある失敗と注意点
近隣トラブルが発生
工事中はどんなに気をつけても騒音や粉じん、工事車両の出入りなどで近隣に迷惑をかけてしまうもの。トラブルを起こさないためには事前の挨拶と工事スケジュールの説明を徹底することが大切です。
口コミでは「建築主が顔も出さず、住宅会社に任せきりにするなんて!」という声も。スムーズな新生活を始めるためにも挨拶周りをしっかり行いましょう。
周辺環境に欠点があった
電車の音が大きい、車の音がうるさいなど気持ちが高ぶっているときは意外と見落としてしまいます。土地を購入する前に早朝・昼間・夜間の状況を確認しておくと安心です。
建築地から駅や学校へ実際に歩き、通勤・通学のシミュレーションをするのもおすすめです。「坂道が多くて大変だな」「遊歩道があって気持ちよく通勤できる」などさまざまな発見があります。
予算をオーバーして家計が苦しくなってしまった
見積もりに納得して契約しても、打ち合わせをするうちに増えてしまうのがオプション金額。
家の満足度が上がっても家計が苦しくなっては生活レベルが下がってしまいます。
最初に予算の上限を決めておきましょう。
大きく値引きしてもらった手前、手直し工事の要望が言えない
数千万円かかる住宅だから、少しでも値引きをしてもらいたいですよね。
ただ、工事の質が落ちることは覚悟しておかなければなりません。
工程を簡略化して人件費を削減する、安い材料に切り替えるなどといったことが起こるからです。
値引きの要求は「ほどほど」がよさそうです。
日当たり・風通しが悪かった
東西南北だけではく、周辺建物との関係でも左右されるのが日当たりや風通しです。
隣と距離が近いなら、天窓の設置や中庭を作ることで改善できる場合があります。
特殊な設計にすると建物の金額はアップしますが、後から変えるのは難しいことなので後悔のないようにしましょう。
建ぺい率の関係で家が狭くなった
「庭や駐車場は必要ないから、土地に対してめいっぱい建物を建てよう」と考えているなら要注意。それぞれの土地には用途地域に応じて「建ぺい率」が定められています。
建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合です。30%から80%までさまざまなので敷地条件を確認することが大切です。
収納が足りない
収納が不足しているとせっかくの新居が散らかってしまうことに。
適切な収納を作るには現状の持ち物を把握することが大切です。その上で使う場所の側に収納を計画するとうまくいきます。ハウスメーカーへ収納の悩みを積極的に伝えるのもおすすめです。
二世帯にしたら生活リズムのズレがストレスに
仲良しの二世帯でも、暮らし始めたらちょっとしたことがストレスになる場合も。
生活音や臭いにはお互い気を付けたいところです。
最近は開放感のある間取りが人気ですが、二世帯の場合はドアで区切ると安心です。
まとめ
海外風のおしゃれなデザインや開放的な空間で人気の高い三井ホーム。
インテリアにこだわる人も少なかった時代から上質な空間を大切にしており、インテリアコーディネーター制度をはじめて採用したハウスメーカーでもあります。
木造でマンションや施設を建築できる技術があり、性能面でも安心して検討できます。
価格が高いという口コミが多く見られるものの、規格住宅からプレミアム仕様まで多くの選選択肢があります。上質な暮らしを実現したいなら、三井ホームを検討してみてはいかがでしょうか。
三井ホームの坪単価でよくある質問と回答
三井ホームの坪単価はいくら?
ハウスメーカーのランクとしては、ハイグレードとなります。
「エクセレントフリー」というオーダー方式には標準仕様がなく、どこまでもこだわれますが、価格もまた制限がありません。反対に多少制約がある「セレクトフリー」なら坪単価が下がります。
ハウスメーカーのランクとしては、ローコスト〜ミドルグレードとなります。性能面を重視するかどうかで坪単価に差ができます。
より詳しくは「三井ホームの坪単価は「65万円~120万円」」をご覧ください。
三井ホームの評判はどうなの?
オリコンが実施した顧客満足度調査では「6位」の結果でした。デザイン性が高く評価されアフターサービスも好評です。
一方、金額を割高に感じている人が多く、細かい部分の設計にも少々不満の声が見られました。
より詳しくは「三井ホームを建てて後悔しない?良い評判・悪い評判をチェック」をご覧ください。