造成するならまずは見積もり!相場価格から上手な活用方法まで解説

「造成の見積もり」について調べている人は、以下のような不安や疑問を解決するために情報収集しています。

あなたも同じような疑問や不安をもっていませんか?

・後悔しない造成のためには、どんなふうに見積もりを活用すればいいか知りたい
・そもそも相場が全然わかってないのだけど、このまま造成の見積もりをしてもOK?
・造成のための見積もりをする際の注意点について教えてほしい・・・

上記のような疑問や不安を持っているのに解決しないまま、「造成の見積もり」にチャレンジしてはいけません。

造成の見積もりに関する知識が圧倒的に足りないので、このままではあなたが望む結果にならないのでしょう。

せっかく造成の見積もりに挑戦するのであれば、今後の参考になるよう、最大限使いこなしたいですよね?

そこで今回の記事では「造成の見積もり」に関する疑問・不安について、元・不動産業者である筆者が回答していきます。

この記事を読めば、あなたが知っておくべき「造成の見積もり」に関する知識は、すべて網羅できるとお約束します。

読み終えた時には、

  • 「後悔しない造成のための見積もり活用方法6選」
  • 「造成の見積もりをする際の5つの注意点」

についてしっかりと理解できていることでしょう。ぜひ最後までご覧ください。

目次

後悔しない造成のための見積もり活用方法6選

まず紹介するのは「後悔しない造成のための見積もり活用方法6選」です。

造成の施工業者を選ぶとき、大切なのはあなたの用意する予算で希望を最大限に生かしてくれる1社と出会うことです。

そのために重宝するのが、いくつかの会社から造成プランと費用を提案してもらう「相見積もり」です。

複数業者から得た提案を比較することで、造成にかかる費用の平均値が把握しやすくなりますよ。

また、プロが出してくれた見積もりを検証することで、自分の希望により工事内容が説き明かされる利点もあるでしょう。

この章では造成を成功させるための見積もりの活用方法を、詳しく解説していきます。

先に結論をいっておきますと、満足いく造成のための見積もり活用方法は、以下の通りです。

後悔しない造成のための見積もり活用方法6選

  1. 依頼先を絞る
  2. 希望は全て伝える
  3. 内容をチェックする
  4. おかしな点がないか確認
  5. 質問をする
  6. 相場を知っておく

造成のための見積もり活用方法1. 依頼先を絞る

見積もりを取るときは、まず現在の土地の状況をしっかりと、各社それぞれに報告しましょう。

見積もりをオーダーする会社がたくさんあれば、それだけ自分自身のエネルギーも時間もかかります。

また、あまりに複数の会社にだすと、参照するプランが多すぎて、混乱してしまいます。

どのプランが自分たちにとってベストなのかが、わからなくなってしまうでしょう。

数多く請求するのは満足感があるでしょうかが、それよりも限定した2〜3社に依頼するのがベストです。

とはいってもなかなか造成業者も少なく、どこに頼めばいいのか分からないと思います。

そこでオススメなのが、「ヌリカエ」です。

ヌリカエ解体は、解体や造成を行う優良業者を自動的にマッチングしてくれて、同時に4社から見積が取れるサービス。

利用者も100万人越えの安心実績。利用しない手はないですね。

造成のための見積もり活用方法2. 希望は全て伝える

プランづくりにはヒアリングが不可欠です。上手に必要条件をヒアリングしてくれるセールスマンもいるでしょう。

しかし注文住宅会社ならまだしも、主に業者を相手にすることが多い造成業者にはそんなセールスマンはいません。

だからこそ、下記に紹介する4つについては、セールスマンに対して伝え忘れがないように注意してください。

造成の見積もりで伝えるべき希望条件1.「予算」

造成の予算が定まっておらず、中途半端な状態ではプランの作成・提案はできません。

しかし予算の見極めがつかない場合の方が多いでしょう。

その場合は、造成用に使える貯金の額を教えるのをオススメします。

ただし造成の規模が大きくなる場合は「その予算では無理です」と言われることもあるので注意してください。

その場合は、予算をオーバーしてもキチンと造成したいのか、それとも予算内でなんとか仕上げて欲しいのか伝えましょう。

これによって、あなたの希望に近い提案を業者側がしやすくなります。

造成の見積もりで伝えるべき希望条件2.「土地」

造成の対象となる土地の情報は、プラン造りの基本になるため、絶対に必要です。

住所はもちろんのこと、出来るのであれば土地の広さも言い渡してあげてください。

土地の図面があれば業者は喜ぶので、法務局にいって取得してあげるのもアリです(取得費450円)。

また早めに処理しておきたいのは、地盤の堅さに対するリサーチです。

地盤補強がいるかどうかで、造成費用に何百万円の差が出ます。

もし補強が必要になると、予算の見直しが必要になるでしょう。

地盤の調査にかかるコストは3万〜5万円が相場で、造成の依頼をするつもりの業者に任せるといいですよ。

造成の見積もりで伝えるべき希望条件3.「要望」

「いつまでに終わらせて欲しい」などの具体的な希望があれば、事前に造成業者へ指示しておきましょう。

とはいえ、造成なんて初めての人が多いので、希望がぼんやりとしている方も大勢いるはず。

その場合は、造成後に何をする予定なのかキチンと伝えればOKです。

馬鹿正直に内情をそのまま伝えておけば、業者が勝手に判断してくれて、一層よいプランづくりになります。

また、もし住宅を建築するのであれば、これから先の間取りや配置も教えておくと、良い見積もりに仕上がりますよ。

造成のための見積もり活用方法3. 内容をチェックする

見積もりが作成されたらまず、各項目のガイダンスなどをざっと見てください。

そして、オーダー時に造成業者に伝えた希望が、キチンと組み込まれているかをチェックしましょう。

その後にあらためて、造成担当のスタッフからの説明を受けると、業者側の提案の本質が見えてきます。

また、以後のトラブル防止のためにも、家族など関係者みんなにもチェックしてもらいましょう。

内容を自分だけチェックしておけば、不自然なポイントに気づけない場合があります。

造成のための見積もり活用方法4. おかしな点がないか確認

見積もり書にあるさまざま項目は1社ごとにすこしずつ異なっているので、単純に対比するのは難しいです。

そんな状況下でも大事になってくるのは、合計費用に何が入っているのかチェックすることでしょう。

自分が希望したもの以外が、ムダに取り入れられていないかを確認するのは忘れないようにしてください。

造成のための見積もり活用方法5.質問をする

見積もりを対比させて、各社より明らかに高い場合は、なぜその金額になったか業者に質問してください。

もしかすると、高価なほうの見積もりやプランが正確で、低い方を提示している方が不完全な見積もりかもしれません。

また高額のお金をだすことになる造成では、セールスマンとの相性や、お客さんに対するカスタマーサービスが重要です。

大切な土地を本当に任せてもいいのかどうかを確認する、という面からも見積もりをうまく利用しましょう。

例えば、地盤補強費用などは、あとあとに見積もりに追加されるケースが多いです。

だからこそ最初の見積もりがでたら、「これ以上追加費用はないですか?」と聞いてみてください。

もし造成業者が迷うことなく「はい」という回答だったら、大問題です。

「地盤の件など他にも追加する可能性がありますが、現時点の見積もりはこれです」と答える業者が正解です。

造成のための見積もり活用方法6. 相場を知っておく

造成の見積もりをするうえで、もっとも重要といっても過言ではないのが「相場」の把握です。

相場感を知るために相見積もりをするのですが、相見積もり前に相場を知っておくことに何の問題もありません。

むしろ、各社の見積もりを比較検討するときのたたき台とすると、非常に効率的に見積もり書を対比できるようになりますよ。

土地造成の相場は一律で決まっているものではなく、土地の状態によって変動します。

その点を意識して、ここからは造成前の状態によって変動する相場について、解説していきましょう。

平地を造成する場合の見積もり相場

宅地のために土地を造成すると、まずは造成前の様子がどのようであるかでコストはかなり違ってきます。

まずは、平地、コンクリート敷設を済ませたケースです。

これは手を入れずに宅地として使えますので、造成コストとしては0円と考えてよいでしょう。

次に、平地で工業団地内などのそれなりに、整備がキチンとしている土地のケースです。

雑草の数が増大するのを防ぐ意味で、砂利を敷き詰めるという作業があるので、1平方メートルあたり600円ほどの出費です。

次に、平地で雑草や低木がビックリするほど生い茂っているような土壌です。

こうしたケースでは整地をした後、ローラーをかけて砂利でいっぱいにしていきます。

そのためコストは、1平方メートルあたり2,000円ほどの見積もりを考えておいてください。

最後に、草地、および地盤の手直しが必要な平地のケースについて言及しましょう。

特殊な土やコンクリで地盤を固めることが不可欠ですので、1平方メートルあたり5,000円になることが多いです。

平地以外の土地を造成する場合の見積もり相場

宅地は効果的に日光をとりこみ、少しでも住みごこちをよくするという目的があります。

その目的を成就させるための環境改良を、造成によって作っていくことが求められます。

それを踏まえたうえで、急傾斜でない丘陵地、なおかつ草などがあるケースの造成費するなら、1平方メートルあたり10,000円です。

また、あきらかな山林に対する造成費用としては1平方メートルあたり20,000から30,000円を覚悟しましょう。

ちなみに今回ピックアップした相場は本当に一般的な数値です。
盲目的に鵜呑みにすることなく、相見積もりをするときのたたき台にするためだけに頭の片隅にいれておいてください。

ここまでは、「後悔しない造成のための見積もり活用方法6選」をお伝えしました。

後悔しない造成のためにはどのようにして見積もりを使うべきか、理解していただけたのではないでしょうか。

次に紹介するのは、「造成の見積もりをする際の5つの注意点」です。

造成の見積もりをする際の5つの注意点

造成の見積もりをするなら、最低限おさえておくべき注意点があります。

今回ピックアップする造成の見積もりをする際の注意点は、以下の通りになっています。

造成のための見積もりをする際の5つの注意点

  1. 内容が大雑把でないか
  2. 工事名が明記されているか
  3. 仕様書も一緒に確認する
  4. 自分だけで理解しようとしない
  5. マナー違反行為を意識する

造成の見積もりをとる際の注意点1. 内容が大雑把でないか

見積書には、各工事の項目名とトータルコストが記載されますが、項目が細かく区分されているのかチェックしましょう。

例をあげましょう。土地を平らにする作業に関して「整地○○万円」とのみ書かれている見積もりがあったとします。

これだけでは、どんな重機が出動しているかもわかりませんし、処理した広さも謎のままで、さらには人件費も不明です。

もし依頼した業者がこんな雑な見積もり書しか作成していないなら、その造成会社はあまり信用ができません。

造成の見積もりをとる際の注意点2. 工事名が明記されているか

明確な工事名が掲載されていないことは、後のトラブルがもたらされることが多いです。

工事後に現地チェックをして、「ここまでしてもらうつもりはなかったのに・・・」とクレームすることになります。

もしクレームしても「最初にちゃんと口答で説明しましたよ?」などとリアクションされることがあります。

口答にした業者はもちろんのこと、口答で了承した自分にも問題はあるため、両者に非があるとも言えます。

しかし施工後に余計に処理しすぎた部分をだれが負担するのかは、もめにもめて解決が困難を伴います。

また、せっかく完了した造成も再度手をいれることになれば、完了時期も伸びてしまってしまいます。

だからこそ、見積書に工事名や使用重機などを表記してもらうことが不可欠です。

ちなみに見積書ではなく、別途で「仕様書」「工事計画書」などで提案される方法もあります。

このような対応をしてくれる業者は良心的ですので、キチンと内容を確認するようにしましょう。

造成の見積もりをとる際の注意点3.仕様書も一緒に確認する

利用される重機や工事内容については、見積書ではなく「仕様書」や「工事計画書」で確認する場合もあると記しました。

このように見積書をみるのであれば、「仕様書」や「工事計画書」は一緒にチェックしておかなければなりません。

見積書をみただけで造成工事に含まれる工事内容をすべて理解するのは、さすがに無理があります。

「仕様書」や「工事計画書」に目をとおして、工事名や使用重機が明記されているか1つずつ丁寧に目を通してください。

それが自分がオーダーしたものであるかどうか、見積もりに記載している内容と仕様書と比較する必要があります。

ちなみにウェブで重機名などを検索すれば、本当に今回の造成で利用する規模のものなのかをチェックできますよ。

場合によっては、業者の機材置き場にいって本物の重機を確認するのもオススメです。

造成の見積もりをとる際の注意点4. 自分だけで理解しようとしない

見積書をチェックするうえでの事前の知識として、どうしても確認しておきたいことがあります。

実は見積書の書き方は、各造成業者、または会社内の担当者によっても大きく異なるのです。

そのせいか筆者のようなプロが見ても、ちょっと見ただけではどんな工事が行われるのか理解できない時があります。

担当者ごとの記入方法の癖もありますし、そもそも担当者が理解できていない不確かなものが記載されていることも。

見積りの中身について担当者に聞いたところ、回答に時間を要したら「担当者ですら理解できていない不明瞭な点」です。

場合によっては、質問に対してストレートに「よくわからない」と明かしたりする担当者も実際にいます。

つまりは見積を用意する側である担当者ですらも、よくわからない内容が織り込まれた見積もりを出されているわけです。

確かにきちんとまとめられた見積書でない限り、不動産業者でもない施工主が正確に内容を認識するのは難しいです。

だからこそ見積もりを完全に理解した施工業者に説明をしてもらう必要があります。

絶対に不明点は放置せずに、内容を十分に理解してから、工事請負契約を締結するようにしなければなりません。

見積り内容で明白になっていない点があれば、担当を変えてもらってでも何度でも質問し、解決しておきましょう。

見積もり書が原因で後々にモメることは思っている以上に多いので、あっさり身を引くのは禁物ですよ。

造成の見積もりをとる際の注意点5. マナー違反行為を意識する

相見積もりを各造成業者にお願いするとき、安さに盲目になるあまり、礼儀しらずな行動をする人がいます。

ハイクオリティな造成をしてくれる業者ほど、マナーに反した依頼主は相手にしてくれません。

あなたにとって意義のある相見積もりにするためにも、必要最小限のマナーは頭にいれておきましょう。

次項より造成の相見積もりを利用するときに、絶対に行ってはいけない行為を紹介しますので覚えておいてください。

5社以上の造成業者に見積もりを依頼するのはアウト

「相見積もりは数が多い方がいい」と、常識はずれの数の造成業者に依頼する人がいます。

あまりにも多くの会社に見積もりをお願いしてしまうと、会社に対する応対が大変になります。

どこの造成業者と何を話したかわからなくなって、業務進行の妨げになってしまうかもしれませんよ。

1人で処理できる社数は多くても5社です。それ以上の数の造成業者には、見積もりをオーダーしてはダメです。

造成業者に対する値下げ交渉をしつこくしない

どなたでも「少しでも安く造成したい」と思っているでしょう。相見積もりも安くするために行います。

しかし価格引下げを推し進めすぎ過ぎると、せっかくの良質な造成業者から愛想をつかされるかもしれませんよ?

良質な造成業者ほど相見積もりを顕著に受けとめ、無理な値下げ交渉には「無理です」とシビアに言うのが特徴です。

値引きばかりに気をとられ、しつこく値下げ交渉をしていると、せっかくの良質な造成業者を取り逃がすかもしれません。

そもそも、血気盛んに交渉したところで、造成費用においては、そこまでの値下げは期待できません。

値下げのお願いは1回までとわりきって、しつこく値下げ交渉しないようにしましょう。

他の造成業者に見積もり書を見せてはいけない

相見積もりをするうえで絶対にしてはいけないマナー違反が、他の造成業者に見積書を見せてしまうことです。

良質な造成業者ほど、顧客のためを思って、質の高い提案・見積もりをつくります。

他の造成業者に自分の提案内容が流れているとしったら、あなたに失望するのは間違いありません。

「この人とは付き合えない」と判断し、今後真面目にあなたの対応をしてくれなくなるでしょう。

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まとめ

「造成の見積もり」をテーマとして、様々な知識を解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

紹介した知識さえ押さえておけば、「造成の見積もり」に関する知識は、すべて網羅できているのでご安心を。

今後、造成の見積もりをする機会があるなら、今回紹介した知識をぜひ参考にしてみてください。

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