「住宅ローンと年収の関係性」といえば、知識がない人にとっては非常に厄介で、不安を煽る問題となります。
だからこそ「住宅ローンと年収の関係性」について、いまだに納得いく回答を得られぬまま、調べている人は多いです。
具体的には「住宅ローンと年収の関係性」に関して、下記に示すような不安や疑問を解決すべく情報収集しています。
あなたも以下に示す内容と、同じような疑問や不安をもっていませんか?
- 住宅ローン審査の時の「年収額」って、何を書き込めばいいの?
- 自分の年収が住宅ローン審査の結果に及ぼす影響を知りたい
- 住宅ローンは、年収の何倍まで借りるべきなのか教えて!
- 将来後悔しないための年収にあった住宅ローン借入額の決め方とは?
- 年収によって無理なく返済できる住宅ローン返済額を具体的に教えて欲しい
上記のような疑問や不安を持っているのに解決しないまま、住宅ローンを利用しようとしてはいけません。
住宅ローンと年収の関係性に関する知識が圧倒的に足りていないので、このままではあなたが望む結果にならないでしょう。
せっかく住宅ローンを利用するのであれば、自分が納得いったうえで満足いく借入状況・借入条件になってほしいですよね?
そこで今回の記事では「住宅ローンと年収の関係性」に関する疑問・不安について、元・不動産業者である筆者が回答していきます。
この記事を読めば、あなたが知るべき「住宅ローンと年収の関係性」に関する知識は、すべて網羅できるとお約束します。
読み終えた時には、
- 「あなたの本当の年収は?住宅ローン審査の時における年収額」
- 「あなたの年収が住宅ローン審査の結果に及ぼす影響」
- 「住宅ローンは年収に対してどこまで借りるべきなのか」
- 「将来後悔しないための年収にあった住宅ローン借入額の考え方」
- 「年収によって無理なく返済できる住宅ローンの具体的な額」
についてしっかりと理解できていることでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
住宅ローンは家族構成や年収、勤務先、年齢などにより異なりなかなかシミュレーションできず、どこがお得なのか自分で探すのは困難です。
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あなたの本当の年収は?住宅ローン審査の時における年収額
まず紹介するのは「あなたの本当の年収は?住宅ローン審査の時における年収額」です。
「住宅ローンと年収の関係性」を理解するうえでは非常に重要な知識なので、しっかりとおさえておきましょう。
ここでお伝えしたいことを先にピックアップしておくと、以下の通りになります。ぜひ目を通してみてください。
あなたの本当の年収は?住宅ローン審査の時における年収額
- あなたが思う「年収」は銀行にとって「年収」ではない
- 公務員やサラリーマンの本当の年収は「源泉徴収票」で確認する
- 自営業者の本当の年収は「確定申告書」で確認する
- 不動産所得など複数の収入がある人の本当の年収は最新の「確定申告書」で確認する
要点を簡潔にまとめたので、ここではどんなことを解説するのか、ざっと理解できたのではないでしょうか。
ではさっそく、上記に記したお伝えしたいことの詳細について、次項よりくわしく解説していきます。
あなたが思う「年収」は銀行にとって「年収」ではない
住宅ローンをいくら借りることができるかは、わが家の購入計画を考える時の大事なポイントのひとつです。
住宅ローンを利用できる「借入金額」は、働き方やお給料などによって確定される仕組みです。
しかし「年収」とは、何に対するお金を示すのでしょうか?
年収が高いほど借り入れできる金額は広がりますが、ベースとなる「年収」は働き方で採用される金額が異なります。
公務員やサラリーマンの本当の年収は「源泉徴収票」で確認する
サラリーマン・公務員の人の「年収」は、源泉徴収票に表示されている「支払金額」欄の金額が該当します。
住宅ローン商品によっては、直近2年分のアベレージとなる支払額を年収として採用することもあるでしょう。
ちなみにフラット35の場合は、申し込み時を一年遡った場合の支払金額が年収となります。
自営業者の本当の年収は「確定申告書」で確認する
自営業者の場合は、どの金額が年収になるかは、銀行などによって異なります。
民間の住宅ローンでは、諸経費を計算に入れた金額を収入とみなすことがあります。
しかし主な銀行だと、確定申告書に書かれてる所得金額の合計が年収になるので注意してください。
不動産所得など複数の収入がある人の本当の年収は最新の「確定申告書」で確認する
直近の「確定申告」における所得金額のトータルが、年収になります。
民間の住宅ローンでは、収益不動産の購入専用のローンがある場合、扱いが若干変わってきます。
具体的にはそのローン返済分が、返済負担率に加味されることがあるのです。
結果的に住宅ローン自体の借り入れできるお金が、少なくなることがあります。
複数の収入がある場合も、直近の確定申告における所得金額の合計が年収になります。
ただし、給与収入とその他の収入があるケースは注意しなければいけません。
実は確定申告書にある「収入金額等の給与」欄のプライスと、所得金額の合計を合わせた金額が年収とみなされます。
あなたの年収が住宅ローン審査の結果に及ぼす影響
ここでお伝えしたいことを先にピックアップしておくと、以下の通りになります。ぜひ目を通してみてください。
あなたの年収が住宅ローン審査の結果に及ぼす影響
- 年収300万円以下だと申し込みすらできない銀行は多い
- 年収が多いほど借入可能金額がUPする
要点を簡潔にまとめたので、ここではどんなことを解説するのか、ざっと理解できたのではないでしょうか。
ではさっそく、上記に記したお伝えしたいことの詳細について、次項よりくわしく解説していきます。
年収300万円以下だと申し込みすらできない銀行は多い
住宅ローンの審査では「申込要件」といった考え方が設定されています。
そのため、指定された要件に見合わない人は、エントリーすらできないことになっています。
申込要件には年収も取り上げられており、本当のところだと最低年収が設定されているのです。
もし最低年収に達しない場合は、どれくらい住宅ローン申し込みをしても、受け付けてくれさえしません。
最低年収は銀行によって異なっているのがポイントで、多くの銀行が最低年収を300万円以上に設定しています。
つまり月収25万円を超える人でなければ、用いることができない住宅ローンが大半なのです。
しかし、ごく僅かですが申込要件として、最低限でも年収が100万円〜200万円以上に設定されている銀行もあります。
申込要件は残念ながら大々的に告知されないのが現在の状況のため、申し込みをしたあとに気づくことが多いです。
事前に知っておきたいのであれば、銀行の窓口まで足を運んで確認してみるといいでしょう。
窓口にいくのが面倒な人は、銀行の公式ホームページにアクセスして住宅ローンのページを見てみてください。
「商品概要」と名付けられたPDFファイルを保存すれば、確認することができます。
年収が多いほど借入可能金額がUPする
住宅ローンの審査には様々な要素が存在していますが、中でも年収は重要な要素として扱われます。
なぜかというと、年収を基準して大まかな融資可能になるお金が決められているからです。
年収は「返済比率」という基準にフィットされて、融資金額を決める目安になっています。
返済比率は年収に対する返済金額パーセンテージのことで、ほとんどの住宅ローンの返済比率は約25%が目安とされています。
もし返済比率25%で、年収300万円なら年間支払わないといけない金額が75万円になる融資額申請をしないと、審査に受かりません。
つまり、毎月の支払金額を6.2万円程度にコントロールすることが必要になります。
ちなみに年収が高ければ、返済比率が25%を一定レベルまで上回っても許容される傾向があります。
逆に年収が低いと、25%を下回っていても「お断り」になるケースもあるので注意しなければいけません。
また返済比率は、年収500万円を基準とされている割合が高いです。
年収500万円以上になると、25%が30〜40%にアップする銀行も少なくありません。
住宅ローンは年収に対してどこまで借りるべきなのか
ここでお伝えしたいことを先にピックアップしておくと、以下の通りになります。ぜひ目を通してみてください。
住宅ローンは年収の何倍まで借りるべきなのか
- 「借りられる金額」はシミュレーションですぐ分かる
- 借り入れ可能は「返済可能な金額」ではない
- 限度額までローンを借りると返済が破綻する可能性大
要点を簡潔にまとめたので、ここではどんなことを解説するのか、ざっと理解できたのではないでしょうか。
ではさっそく、上記に記したお伝えしたいことの詳細について、次項よりくわしく解説していきます。
「借りられる金額」はシミュレーションですぐ分かる
マイホームを買う際、一括購入でない限り、絶対と言っていいほど住宅ローンを組むことになります。
マイホームを決めるうえで、いくら借りるかは、思っている以上に悩むところです。
実際に、あなたの年収だと、いくら借入可能なのでしょうか?
「フラット35」のサイトに、数字を打ち込むだけで簡単にできるシミュレーションがあるので、試算してみましょう。
シミュレーションツールを実際に使いたい人は、公式ホームページをチェックしてみてください。
ツールを使うと、すぐに「借りられる金額」を把握することができます。
ツールを使うと年収の約10倍が借りられる、という結果になるでしょう。
借り入れ可能は「返済可能な金額」ではない
ここで重要になってくるのは、「借入可能金額」と「返せる額」は違うということです。
借入金額をアップさせれば、購入にまつわる予算を引きあげることが可能ですが、返済負担もアップします。
結果的に住宅ローン貧乏という事態にもなってしまうかもしれません。
同じ年収でも、いくら分のお金をローンの支払いに充てられるかは、家庭によって違います。
子どもの学費や親の面倒を見るためのお金、自家用車の買い替えなど、ライフスタイルによって事情はさまざまでしょう。
だからこそ、金融機関が提示する融資限度額というわけではなく、無理なく返済できる金額から借入額を決めてください。
限度額までローンを借りると返済が破綻する可能性大
ポイントは「返済比率」です。返済比率とは、家の借金の返済額が年収のどれくらいを占めるかということになります。
金融機関は融資額を提示する時、返済比率のリミットを30%から35%、理想の場合なら20%から25%としているところが大多数です。
たとえば「フラット35」の返済比率の基準は、一年間の給料の合計額300〜400万円未満30%以下です。
また400〜700万円未満35%を下回る数値になり、700万円超えの場合だと40%以下となっています。
そうすると、年収400万円の適正家賃は8.3万円、一年間の給料の合計額500万円なら、適正家賃は10.4万円になります。
つまり、融資限度額をもとに計算した月々の支払わなければいけない金額は、適正家賃より、3〜4万円もオーバーする事態になってしまうのです。
将来後悔しないための年収にあった住宅ローン借入額の考え方
ここでお伝えしたいことを先にピックアップしておくと、以下の通りになります。ぜひ目を通してみてください。
将来後悔しないための年収にあった住宅ローン借入額の考え方
- あなたのライフプランに合った金額に設定する
- 住宅ローンは年収の6倍の金額にしておくと破綻リスクが低減される
- 住宅ローンは「健康状態」を意識するのも重要
要点を簡潔にまとめたので、ここではどんなことを解説するのか、ざっと理解できたのではないでしょうか。
ではさっそく、上記に記したお伝えしたいことの詳細について、次項よりくわしく解説していきます。
あなたのライフプランに合った金額に設定する
ローン返済が、家計を圧迫するとどうなってくるのでしょうか?
まるで返済のためにだけ働いているのと同様になるでしょう。
せっかく買った新しい家に住んでいても、生活がゆとりの無いものになってしまいます。
子どもが望む学校に通わせることができないのはもちろんの事、貯蓄がなく老後が心配になるでしょう。
また長期入院や療養、リストラというようなケースでのリスク対策も不可能です。
家族みんなでレジャーに出かけたり、何らかの趣味趣向を楽しんだりする自由になるお金もなくなります。
家は豊かな人生を送るためのひとつのモノ・手段でしかありません。
見栄を張らず、幸せな暮らしのためのイメージをして、そのライフプランに合った無理のない借入額を設定しましょう。
住宅ローンは年収の6倍の金額にしておくと破綻リスクが低減される
住宅購入の場合、固定資産税や修繕費、火災保険にかかる料金もかかります。
そのため30〜35年の長期間、毎月代金を払う住宅ローンは、余裕を持って年収の20%以内に収めることをおすすめします。
結果的に年収の6倍が、無理なく返せる額イコール物件購入予算だといえるでしょう。
住宅ローンは「健康状態」を意識するのも重要
借入額の目安がわかったら、次は何歳から借金返済をスタートするかについて考えます。
先に結論をいっておきますと、答えは「1日でもスピーディーに」といえます。
というのも、住宅ローン35年返済の場合、40才から返済開始なら、75歳まで返済が続くからです。
できれば定年の65歳までは、終わらせておかなければなりません。
また、住宅ローンは「健康」も条件の1つに設定されている事実を忘れないようにしてください。
タイミングを見て購入しようと思っても、狙ったタイミングであなたが健康かどうかは誰もわかりません。
健康条件が満たされず、借りたくても融通してもらえない事態も多く発生しています。
つまり「健康」なうちが、住宅購入のベストな瞬間だといえるでしょう。
年収によって無理なく返済できる住宅ローンの具体的な額
ここでお伝えしたいことを先にピックアップしておくと、以下の通りになります。ぜひ目を通してみてください。
年収によって無理なく返済できる住宅ローンの具体的な額
- 年収300万円なら1,800万円までがベスト
- 年収400万円から500万円は5,000万円までに抑える
要点を簡潔にまとめたので、ここではどんなことを解説するのか、ざっと理解できたのではないでしょうか。
ではさっそく、上記に記したお伝えしたいことの詳細について、次項よりくわしく解説していきます。
年収300万円なら1,800万円までがベスト
無理なく返せる1,500〜1,800万円で物件を見つけ出そうとすると、地域と築年数がかなり限られてきます。
共働きでカバーする、頭金をこつこつと定期積み立てするといった方法で、予算をアップしなければならないかもしれません。
年収400万円から500万円は5,000万円までに抑える
借入可能額の4,000〜5,000万円だと、マイホームの選択肢が広がるような錯覚に陥ります。
しかし借入可能額と返せる額の月々の支払わなければいけない金額と比べると、差額は5〜6万円もでます。
借りられる額イコール返せる額ではないことが、リアリティを持ってわかることでしょう。
ここまでは、「年収によって無理なく返済できる住宅ローンの具体的な額」をお伝えしました。
年収別のサクッと返済できる金額はいくらなのか、理解していただけたと思います。
紹介してきた具体的な額は「住宅ローンと年収の関係性」において必要な知識なので、忘れないようにしてください。
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住宅ローンは低金利順に返済額が一番少なくなるとは限りません。
各社、あなたの属性(年収や家族構成、勤務先等)により基準が異なり金利が異なるのです。
つまり各社に問い合わせしてシミュレーションしてもらうしかないのです。
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モバチェックを使うと、あなたのたった5分の情報入力でどこの住宅ローンがお得なのかを一括比較できます。
借り換えの場合ももちろん対応。どれぐらい減額されるのか、月々の返済はいくらになるのかを教えてくれます。
さらに、プロのアドバイザーに無料でチャット相談できるので大変便利です。
強引な営業も一切ないので、まずはお得な住宅ローンでいくらになるのかシミュレーションしてみましょう。
- これから借りる方:【新規】モゲチェック
- 借り換えを考えている方:【借り換え】モゲチェック
まとめ
「住宅ローンと年収の関係性」をテーマとして、様々な知識を解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
紹介した知識は、「住宅ローンと年収の関係性」において必要な知識なので、かならず吸収しておくようにしてください。
逆をいえば上記の知識さえ押さえておけば、「住宅ローンと年収の関係性」に関する知識は、全て網羅できたといえます。
今後、住宅ローンを利用する機会があるなら、今回紹介した知識をぜひ参考にしてください。