もしあなたが住宅ローンの増額について気になっているのであれば、以下のような考えを一度は持ったことはありませんか?
- どうすれば住宅ローンの融資枠って増額できる?
- あと少しだけ融資額が足りないのだけど、なんとかなる方法はない?
- 誰でもできる住宅ローンの増額方法を知りたい
実際に住宅ローンの増額に関心のある人であれば、上記のような疑問を持っている人は多いです。なんとか疑問を晴らして、スッキリしたいですよね?
そこで今回の記事では、住宅ローンの増額に関心のある人であれば、絶対に知っておくべき必須情報を紹介していきます。
この記事を読むことによって、住宅ローンを増額させるための具体的な方法がわかりますよ!
記事を最後まで読んだ頃には、増額する際の注意点や、絶対にやってはいけない増額方法も理解できているはずです。
住宅ローンは家族構成や年収、勤務先、年齢などにより異なりなかなかシミュレーションできず、どこがお得なのか自分で探すのは困難です。
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住宅ローンの融資額を増額させる6つの方法
住宅ローンを審査した結果、希望の融資額に満たない場合があります。
あと少しだけ増額できれば…と思う結果になることも少なくありません。
融資可能金額は、所得と借入期間などで総合的に判断されるのですが、さらに借入額を増額させるにはどのような方法があるでしょうか?
この章では、具体的な増額方法について紹介していきます。
住宅ローンの増額方法① 借り入れ期間を延ばす
住宅ローンの融資可能額は、銀行によって指定されるものではなく、申し込み者の希望によって決まります。
もし融資額の増額を希望しているのであれば、借り入れ期間を長くすればいいでしょう。借入期間が長ければ長いほど、融資可能額は増額されます。
なぜ借入期間を延ばせば融資額が増額されるのかというと、期間が長いほどローンの年間返済額が少なくなり「返済比率」が低くなるから。
返済比率とは年収に対する返済額の割合のことで、毎月の支払が少ないほど返済比率は低くなり、多くの金額が借りられるようになります。
借り入れ金額を変えずに融資期間だけ延長すれば、返済比率は大幅に下がるため、融資可能額を増額することができるのです。
住宅ローンの増額方法② 既存の借り入れを減らす
住宅ローンの融資額を増額したいなら、事前に既存の借入を減らしましょう。
クレジットカードのキャッシング枠やカードローン、フリーローンが住宅ローンの借り入れ金額に影響を与えます。
使用していないクレジットカードは解約しておくのが賢明ですし、なるべくならカードローンなども完済しておくのがいいでしょう。
ちなみにせっかく解約や完済をしても、個人信用情報の情報に「解約」「完済」と登録されるのは最大で2ヶ月程度かかることがあるので要注意。
住宅ローンに挑戦するだいぶ前から、解約・完済しておくのがベストです。
もし住宅ローン審査の直前で解約・完済せざるをえないのであれば、完済証明書や解約証明書を発行してもらうと代用になります。
既存の借り入れを減らすと住宅ローンが増額できるのは、前項で紹介した「返済比率」が影響しているため。
返済比率は住宅ローンだけではなく、全ての借り入れが対象です、クレジットカードのキャッシング枠やカードローン融資額もの計算の対象となります。
住宅ローンの増額方法③ 収入合算する
住宅ローンの融資枠を決定づける大事な審査基準の一つが「所得額」です。所得が多いほど融資可能額は多くなります。
したがって所得そのものを増やせば、おのずと住宅ローンを増額させることができるでしょう。
今すぐに所得を増やすためには、申し込みする本人の所得だけでなく、配偶者などの収入を加えた金額で申し込むほかありません。
申し込み者以外の所得を自分の所得として加えることを「収入合算」と呼び、住宅ローン増額のためのテクニックとしてよく使われています。
収入合算できるのは申込する本人の配偶者のほか、同居する予定の家族のみ。さらに一時的な所得ではなく、安定した収入があることが条件です。
合算することができる人の範囲と条件は金融機関ごとに異なるため、審査申込をする前に必ず銀行側に確認するようにしましょう。
ちなみに収入合算することができる金額は、本人の所得の2分の1までと決まっており、全額を合算することはできません。
もし申込人の年収が300万円で収入合算者の年収が200万円なのであれば、年収400万円として審査されることになります。
住宅ローンの増額方法⑤ ボーナス払いを設定する
住宅ローンには「ボーナス払い」を設定できます。ボーナス払いは年に2回、ボーナス月などの返済額を増やすことができる方法。
住宅ローンを増額させるための方法として、かなりポピュラーな手段です。
あくまで概算ですが、通常の支払いに比べるとボーナス払いを5万円に設定するだけで、融資額は約200〜300万円増額させることが可能となります。
ボーナス払いは基本的にボーナスがある会社に勤めている場合にのみ使用可能ですが、増額手段としては非常に効果的な手段のひとつと言えます。
住宅ローンの増額方法⑥ 頭金を用意する
住宅ローンの審査は、年収と借入総額のバランスを見て結果を出しています。
増額したいのであれば年収を増やす必要がありますが、年収は「収入合算」でなければ増やすことはできません。
もし収入合算する人がいないのであれば、頭金を用意するといいでしょう。
頭金は融資金額の元本を減らすことができるので、結果的に融資金額を増額できます。
また、頭金は基本的に長期的な貯蓄によって用意されることがほとんどです。
そのため、頭金を貯めることができたという事実自体が審査にプラス要素となり、さらなる増額ができる可能性もあります。
頭金の用意する方法は自身の貯蓄以外に、親や祖父母から「支援」として受けることも珍しくありません。
通常、大金を譲り受ければ「贈与税」が課税されますが、住宅ローンの頭金として利用する場合は、非課税になる便利な制度があります。
住宅ローンを増額する際の注意点
ここまでは住宅ローンを増額させる具体的な方法について紹介しました。
どうすれば住宅ローンを増額できるのか、理解していただけたと思います。
次にお伝えするのは、増額する際の注意点について。
紹介した増額のためのテクニックを駆使すれば、おのずと増額でき、もともとの予算よりも少し高めのマイホームを購入することができるでしょう。
しかし、ある意味で「無理矢理増額している」ことを忘れてはいけません。
住宅ローンを増額させるための方法はどこかで無理をしている方法なので、毎月の返済が厳しくなりがちなのです。
とくにボーナス払いなどは、顕著な例でしょう。既存の借り入れを減らす方法や頭金を入れる方法だって、大切な自己資金を一気に使ってしまうリスキーな方法です。
増額させるというのは、自分の支払い能力をドーピングするようなもの。どこかで無理が来ることを覚悟の上で、実行するようにしてください。
絶対にやってはいけない禁断の増額方法
ここまでは住宅ローンを増額させる際の注意点について紹介しました。住宅ローン増額に潜むリスクを理解していただけたと思います。
最後にお伝えするのは、「やってはいけない増額方法」について。
住宅ローンを増額する方法の中には、「グレーな方法」があります。
グレーな方法に手を出してしまうと大変な事になってしまうため、なるべくなら実行すべきではありません。
グレーな増額方法の代表例が「修正申告」です。
住宅ローンの融資枠を決定づけるのは「所得」だというのは、先述した通りです。
所得は収入合算でなければ増加させることは基本的にできませんが、「修正申告」であれば可能です。
修正申告とは税務署にいって「実はもっと所得があります」と自ら申告する方法。
銀行に所得証明として提出する「納税証明書」に書かれている所得の数字を増加することができます。
所得が増えているのですから、理論上は住宅ローンの増額ができるというわけです。
主に個人事業主が住宅ローンの増額を図る際に昔から使われている方法ですが、最近ではサラリーマンでも「会社の給料以外にも所得がある」と修正申告するケースも少なくありません。
この修正申告ですが結論からいいますと、絶対にすべき方法ではありません。
なぜなら、修正申告をしたとしても住宅ローンの増額が確実にできるわけではないからです。
修正申告をすると、「修正申告書」を提出する必要があるため、修正申告をした事実を銀行は知ることになります。
銀行も所得をあげるために、修正申告をする人がいることを熟知しています。
審査直前で修正申告をしている理由について詳しく聞かれることになるでしょう。
結果的に住宅ローンの増額のために所得を膨らませたものと見られる可能性が大きいです。
こう判断されると、増額どころの話ではありません。場合によっては審査そのものが否決になってしまう可能性が高くなります。
修正申告は所得が多くなったと申告するわけですから、余剰の税金を支払うことにもなる方法です。
最悪の場合、本来の目的である住宅ローンの増額には失敗して、税金だけを多く支払うことになるかもしれません。
筆者は修正申告によって増額に成功した人も見たことがありますが、その数はほんの一握りです。
大抵の人は審査が否決となり、増加した税金の納税だけが残る悲惨な結果でした。
住宅ローン増額のために、修正申告するのは絶対にやめてください。
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まとめ
住宅ローンの融資枠を増額させるために具体的なテクニックについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
実用的な増額テクニックはもちろんのこと、増額の注意点や絶対にやってはいけない増額方法についても理解いただけたと思います。
もし住宅ローンの増額を望んでいるなら、今回紹介した知識をぜひ参考にしてみてください。