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【2024年最新】不動産一括査定サイトのおすすめ人気ランキングTOP6！評判と選び方も解説

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株式会社luxscape 編集部
不動産一括査定のオススメランキング

家やマンション、土地などの不動産を売却検討している時、いろいろ調べていると「不動産一括査定サイト」がよく紹介されています。

この記事でわかること

  • 不動産一括査定サイトとは？どんな仕組みになってるの？
  • 不動産一括査定サイトはどうして無料なの？注意点は？
  • 不動産一括査定サイトをやってみた人の評判・口コミは大丈夫？

不動産一括査定サイトは「依頼する不動産会社が決まっていない」「正しい査定相場を知りたい」という人におすすめできるサービスです。

ただ、不動産一括査定サイトは数多く存在します。下記が不動産一括査定サイトをまとめた一覧表です。

スクロールできます

サイト オススメ度 提携会社数 最大同時依頼数 対応エリア 運営開始 机上査定 匿名 要望・備考欄など 特徴
すまいValue 6社 6社 全国 人口が多い都市が対象 2016年 〇 × 〇 超大手に依頼できる
SUUMO 2,000社以上 10社以上 全国 2009年 〇 × 〇 賃貸で有名なSUUMOで利用者数が多く安心
大手・中堅～地域密着の不動産会社が多数参加
HOME4U 2,300社以上 6社 全国 2001年 〇 × 〇 運営歴23年で一番老舗
安心のNTTデータグループ運営
大手・中堅～地域密着の不動産会社が多数参加
イエウール 2,000社以上 6社 全国 2013年 × × × 大手・中堅～地域密着の不動産会社が多数参加
HOME`S 4,553社 10社 全国 2004年 〇 × 〇 大手・中堅～地域密着の不動産会社が多数参加
収益物件に強い不動産会社も多い
リガイド 900社以上 10社 全国 地方は非対応が多い 2006年 〇 × 〇 収益物件に強い不動産会社が多い
賃料査定も同時にできる
マンションナビ 2,500店舗 9社（売買6社+賃貸3社） 全国 地方は非対応が多い 2011年 ◎（AI査定） × 〇 マンションのみしか査定できない
賃料査定も同時にできる
おうちクラベル（旧おうちダイレクト） 大手～中小 9社 全国 地方は非対応が多い 2015年 ◎（AI査定） × 〇 人口が少ない市町村はリガイドになる
イエイ 1,700社以上 6社 全国 地方は非対応が多い 2007年 〇 × 〇 イエローカード制度で悪徳業者を徹底排除
リビンマッチ 1,700社以上 6社 全国 地方は非対応が多い 2010年 × × 〇 賃料査定も同時にできる
イエカレ 400社以上 未公表 全国 地方は非対応が多い 不明 × × × 人口が少ない市町村はイエウールになる
いえカツLIFE 約500社 未公表 一都三県 2012年 × × × リースバックも選べる
スマイティ 2,300社以上 6社 全国 不明 〇 × 〇 HOME4Uのシステムを利用
※実質はHOME4Uと同じ
オウチーノ 2,300社以上 6社 全国 不明 〇 × 〇 HOME4Uのシステムを利用
※実質はHOME4Uと同じ
OCN不動産 2,300社以上 6社 全国 不明 〇 × 〇 HOME4Uのシステムを利用
※実質はHOME4Uと同じ
goo住宅・不動産 2,300社以上 6社 全国 不明 〇 × 〇 HOME4Uのシステムを利用
※実質はHOME4Uと同じ

※備考欄があると、メール連絡要望などを伝えることが可能

こんなにもサイト数があると、どのサイトを選んでいいのか分からないのも仕方がないこと。

不動産一括査定サイトを賢く安全に使いこなすためには、下記4つのポイントがあります。

不動産一括査定サイトの正しい使い方
  1. 複数の不動産一括査定サイトで申し込む
  2. 大手だけではなく地域密着の不動産会社も含めて3社程度の机上査定の結果を比較検討※この時点で、やめるということも可能です。
  3. 厳選した2〜3社程度に訪問査定を依頼
  4. 訪問査定を踏まえて不動産会社選定

端的にまとめると、不動産一括査定サイトは下記のように選べばいいでしょう。

不動産一括査定の賢い選び方

【結論】不動産一括査定のかしこい使い方

東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・兵庫・京都・奈良の方は3サイトを併用する
  1. 超大手不動産会社が探せる「すまいValue」
  2. 大手・中堅や地域密着が探せる「SUUMO」「HOME4U」
  3. 両手仲介なしの売り手専門「SRE不動産」
県庁所在地などの人口が多い都市は2サイトを併用する
  1. 超大手不動産会社が探せる「すまいValue」
  2. 大手・中堅・地域密着の不動産会社が探せる「SUUMO」「HOME4U」
地方や田舎などの人口が少ない市町村は3サイトを併用する
  1. 大手・中堅・地域密着の不動産会社が探せる「SUUMO」
  2. 大手・中堅・地域密着の不動産会社が探せる「HOME4U」
  3. 中堅・地域密着の不動産会社を幅広く探せる「イエウール」
収益・投資用物件に強い会社が多数見つかる3サイトを併用する
  1. 超大手不動産会社が探せる「すまいValue」
  2. 投資用物件に強い不動産会社が多い「HOME‘S」
  3. 投資物件に特化した一括査定サイト「リガイド」

不動産一括査定サイトは申し込んだからと言って、無理に契約する必要はありません。

査定結果を見て、契約するかどうかを決めて大丈夫です。

本記事では、あなたが知っておくべき「不動産一括査定サイト」に関する知識はすべて網羅しています。

目次

不動産一括査定サイトとは？

不動産一括査定サイトについてカンタンに説明します。

既にご存じの方は、次章の「不動産一括査定サイトの4つのメリット」まで進んでください。

複数社に査定依頼ができるサービス

不動産一括査定サイトを一言でいうと、複数社に査定依頼ができるサービスです。

不動産一括査定サイトのサービス図

不動産一括査定サイトの流れ

不動産一括査定サイトの申し込み方法は、物件情報と個人情報を入力するだけです。

実際に筆者が「すまいValue」をやってみた時の画面です。

すまいVallueの流れ

  1. 物件情報を入力・選択
  2. 個人情報を入力・選択
  3. 不動産会社を選択・査定依頼
  4. 完了
※他の不動産一括査定サイトもほぼ同じ流れです。

スマホでも3～5分ぐらいあれば申し込みが可能。すぐに複数の不動産会社に査定依頼ができます。

物件情報や個人情報を途中まで入力しても、最後に表示される「査定依頼ボタン」を押さなければ、不動産会社に入力した情報は送信されません。

査定依頼した後は、不動産会社からの査定額の提示を待つだけ。

不動産一括査定サイトを使えば、1件1件、電話して査定依頼をする必要がありません。

しかも「机上査定」を選択すれば、基本的にメールで査定書がもらえます。

不動産一括査定サイトが無料で使える理由

不動産一括査定サイトは「無料」で利用できます。

しかし、「なぜ、無料なの？」「良いことばかりで無料だと、怪しい」と不安を感じる方もいるのではないでしょうか？

無料で利用できる理由は「不動産一括査定サイトの運営者は不動産会社から紹介料をもらっているから」です。

不動産会社は、見込客の情報を提供してもらう度に、不動産一括査定サイトの運営者に紹介料を支払っています。

具体的には、不動産会社は査定依頼を不動産一括査定サイトから情報提供してもらう度に、1～2万円程度の紹介料を不動産一括査定サイトの運営者に支払っています。

不動案一括査定サイトの仕組み

そのため、不動産一括査定サイトを無料で利用できるというわけです。

不動産会社と媒介契約後のお金の動き

不動産会社との媒介契約を結んだ後のお金の動きを見ていきたいと思います。

「媒介契約」とは不動産会社に正式に売買の仲介を依頼するとき締結する契約のこと

まず、不動産仲介会社のもうけは仲介手数料です。 売買契約の締結、引き渡しが完了した時点で初めて仲介手数料が手に入ります。

不動産仲介会社の収益について

逆に言うと、上記イラストのB社やC社のように選ばれなかった不動産会社は不動産一括査定サイトに紹介料を支払うだけに終わってしまいます。

そんな経緯もあり、不動産一括査定サイトを活用した場合、不動産会社としては「紹介料を無駄に出来ない」「他の不動産会社に負けられない」と、競争原理が生まれて一生懸命になってくれます。

裏を返すと競争に勝つために、売れもしない高すぎる査定額を提示したり、しつこい営業電話をかけてくる不動産会社もなかには存在しますので、注意が必要です。

不動産会社の不動産一括査定に対する本音と口コミ

X（Twitter）を見ていると、不動産一括査定サイトに参加している不動産会社さんの愚痴が見つかります。

つまり不動産一括査定サイトを経由して申し込んだほうが、不動産会社も一生懸命動いてくれるのです。

注意：不動産会社が物件を買い取ってくれるわけではない

不動産は基本的に不動産会社があなたの物件を買い取ってくれるわけではありません。

あくまで、買主を探して売却の仲介をしてくれるのが不動産仲介会社です。

逆に言うと何とか媒介契約を取るためにリップサービスします。

ですので、不動産一括査定サイトを利用したら、必ず複数社の不動産会社の意見を聞いて、比較検討をするようにしましょう。

不動産一括査定サイトの4つのメリット

不動産一括査定サイトのメリットについてお伝えします。

不動産一括査定サイトの4つのメリット
  1. 複数の不動産会社にお手軽に査定依頼ができる
  2. 査定額を比較し、適正価格（相場）が分かるようになる
  3. 相性がいい不動産会社が見つかりやすくなる
  4. 相場の確認だけでも使える

メリット1：複数の不動産会社へ手軽に査定依頼ができる

一件一件電話しなくてOK！複数の不動産会社に一気に査定依頼ができる

不動産一括査定サイトの最も分かりやすいメリットは、複数の不動産会社に一気に査定依頼ができること。

1社1社不動産会社を探して、不動産会社に依頼するたびに同じような情報を説明するのは面倒です。

不動産一括査定サイトは1回の情報入力で一気に複数社に依頼が行えるので効率的で大変便利です。

メリット2：査定額を比較し、適正価格（相場）が分かる

各不動産会社から査定額の提示

複数社の査定額を比較することで、売却の適正価格（相場）をつかめます。

逆に言うと1社だけの査定額を見るのは危険ということ。

一社のみの査定額で判断してしまうと、以下のようなリスクが大きくなります。

１社の査定額で判断すると
  • 低い査定額：本当はもっと高く売れるはずの不動産が、低い売却価格になってしまう
  • 高い査定額：ずっと売れ残り続けてしまう

これらの失敗を防ぐためにも、不動産一括査定サイトで複数社の査定額を比較して、相場感をつかむことがとても大切なのです。

メリット3：相性がいい不動産会社が見つかりやすくなる

  • A不動産は京王線沿線の不動産は強い
  • B不動産は都心部のマンションに強い
  • C不動産は田舎の土地に強い

など、不動産会社にもエリアや物件種別などの要素で、得意・不得意があります。

不動産一括査定サイトは提携している不動産会社の傾向にそれぞれ違いがある

例えば、小田急不動産は小田急沿線の不動産は強い、というのは分かりやすい例です。

物件の種類で考えると、小さな街の不動産会社がビルの一棟売りなど、規模の大きな取引が得意とは考えづらいのはイメージしやすいでしょう。

複数の不動産会社から話を聞いてみることで、あなたの不動産に強い会社が見つかる可能性がグッと上がります。

また、不動産一括査定サイトが提携している不動産会社でもサイトごとにそれぞれ傾向に違いがあります。

大手不動産会社のみを集めたサイトもあれば、幅広い物件種別に対応できるサイト、投資用物件に強いサイトなどさまざまです。

つまり、物件によって選ぶべき不動産一括査定サイトも変わってくるということです。

おすすめの不動産一括査定サイトは「不動産一括査定サイトの選び方とおすすめ6サイト」でご紹介しています。

相性のいい営業マンも見つけやすくなる

「物件」と「不動産会社」の相性について解説しましたが、不動産会社の営業マンとの相性も重要なポイントです。

正直なところ、営業マンはピンキリです。ものすごく丁寧に説明してくれる営業マンもいれば、強引な営業マンも存在します。 ただ、「丁寧な説明は不要だから、強引でも早く高く売ってくれればいい」という人も中にはいます。

人によって、フィーリングが合う営業マンは異なります。

複数の不動産会社を比較することで、あなたと相性がいい不動産会社の営業マンを見つけやすくなります。

メリット4：査定相場の確認だけでも使える

不動産一括査定サイトは売却の意思が固まっておらず、査定相場の確認だけでも利用できます。

不動産一括査定サイトに申し込んだからと言って、必ずしも売らる必要はありません。

また、おおよその査定相場の確認のみであれば、オンラインで完結する机上査定も可能です。

不動産会社の査定は基本的に、「机上査定」と「訪問査定」の2つがあります。

  • 机上査定：依頼時に入力した情報を元に査定額を算出する方法
  • 訪問査定：実際に物件を不動産会社の担当者に見てもらって査定額を算出する方法

景観の問題や物件周囲の状況などは、実際に見てみないとわかりません。

ですので、机上査定はあくまで目安の査定となりますが、相場をつかむ意味では問題ないでしょう。

もし、机上査定の結果を見て、売却を本気で検討したくなった場合は、そのタイミングで訪問査定のステップに進めばよいのです。

具体的な、机上査定での依頼の方法については、「机上査定＆コメントで査定依頼をする」の章で解説しています。

不動産一括査定サイトの3つのデメリット

不動産一括査定サイトの気になるデメリットを解説します。

不動産一括査定サイトの3つのデメリット
  1. 不動産一括査定サイトに参加していない会社には申し込めない
  2. 評判が悪い不動産会社にあたる可能性がある
  3. しつこい営業電話がかかってくる可能性がある

デメリット1：不動産一括査定サイトに登録されていない不動産会社には申し込めない

不動産一括査定サイトの運営者は、不動産会社に対して「うちの不動産一括査定サイトに参加しませんか？」という営業をして、不動産会社を増やしています。

つまり不動産一括査定サイトごとに参加している不動産会社数は異なります。

主な不動産一括査定サイトの提携業者数

  • SUUMO　→　2,000社以上
  • イエウール　→　2,000社以上
  • イエイ　→　1,700社以上
  • リビンマッチ　→　1,700社以上
  • HOME4U　→　2,300社以上
  • リガイド　→　900社以上
  • すまいValue　→　6社

そして、ほとんどの不動産一括査定サイトの対象エリアは日本全国です。

ただし、日本全国のすべての不動産会社が見つかるわけではないということ。

特に地域密着の不動産会社などは、不動産一括査定サイトに参加していない可能性が高いです。

不動産一括査定サイトごとに参加する不動産会社が異なる理由

不動産会社にとっては、複数の不動産一括査定サイトに参加するのはリスクがあります。

なぜなら、不動産会社は不動産一括査定サイト側から情報が送られてきたら、紹介料を支払う必要があるためです。

複数の不動産一括査定サイトに参加した場合、同一物件に重複して紹介料の支払いが発生する可能性があるためです。

なので、複数の不動産一括査定サイトがあるなかで、ひとつのサイトだけに絞って参加する不動産会社が数多く存在します。

逆に言うと、不動産売却検討する私たちにとっては、不動産一括査定サイトを使う際は、複数の不動産一括査定サイトを使って数多くの不動産会社を探していくことがポイントになるのです。

デメリット2：評判が悪い不動産会社に当たる可能性がある

不動産一括査定サイトは不動産会社からの紹介料で成り立っていると前述しました。

つまり、不動産一括査定サイト運営者は、紹介料を多くもらうために、1つでも多くの不動産会社に参加してもらいたいと思っています。

もし、不動産一括査定サイトの運営者側が自社のもうけばかりを考えていると、悪徳の不動産会社などお構いなしに、自社に参加してもらおうとします。

そのため、不動産一括査定サイトによっては、悪徳業者が多く登録されていることが考えられます。

不動産一括査定サイトを使う際は、「信頼に値する不動産一括査定サイトなのか」という点をしっかりチェックしなければいけません。

当サイトでは、不動産一括査定サイトの実績や評判・口コミなどを、隅々まで比較検討し、信頼できる不動産一括査定サイトのみを紹介しています。

おすすめの不動産一括査定サイトは「不動産一括査定サイトの選び方とおすすめ6サイト」でご紹介しています。

デメリット3：しつこい営業電話がかかってくる可能性がある

電話が沢山掛かってきて嫌がる女性

あなたの売却予定の不動産が魅力的であればあるほど、営業電話が必死に掛かってきます。 下記、X（Twitter）を引用しました。

おそらくこれらの方は、築10年以内の物件や都心部などの人気エリアなのでしょう。

つまり、不動産会社からすると

  • 一括査定依頼をした人（売上の種）と早くコンタクトを取りたい
  • 一番最初にコンタクトを取り、専任契約（他社の不動産会社への依頼はNGとする契約）を締結したい

わけです。さらに不動産一括査定サイト側への紹介料を支払う必要もあります。

それぞれの不動産会社が契約を取ろうと、必死に営業電話が掛かってくるのも理解できると思います。

また、しつこい営業電話は、机上査定をしたり依頼時にコメントを残すことで一定数防ぐことができます。

具体的な依頼の方法については「机上査定＆コメントで査定依頼をする」の章で解説しています。

ここまで、不動産一括査定サイトのメリットとデメリットについて解説してきました。

長くなったので、まとめておさらいしておきましょう。

不動産一括査定サイトの4つのメリット
  1. 複数の不動産会社にお手軽に査定依頼ができる
  2. 査定額を比較し、適正価格（相場）が分かるようになる
  3. 相性がいい不動産会社が見つかりやすくなる
  4. 相場の確認だけでも使える
不動産一括査定サイトの3つのデメリット
  1. 不動産一括査定サイトに参加していない会社には申し込めない
  2. 評判が悪い不動産会社にあたる可能性がある
  3. しつこい営業電話がかかってくる可能性がある

気になるデメリットに関しては、信頼できる一括査定サイトを厳選しておりますので、当サイトがオススメしている不動産一括査定サイトを選べば問題ないでしょう。

おすすめの不動産一括査定サイトは「不動産一括査定サイトの選び方とおすすめ6サイト」でご紹介しています。

不動産一括査定サイトを利用する上での3つの注意点

不動産一括査定サイトを利用する上での注意点について解説していきます。

不動産一括査定サイトを利用する上での3つの注意点
  1. 不動産一括査定は“匿名”で利用することはできない
  2. 参加社数は安易に信用しない
  3. 高すぎる査定額を提示する不動産会社が存在する

注意点1.不動産一括査定サイトは“匿名”で利用することはできない

不動産の査定額が知りたいけど、「匿名で利用したい」という方もいるでしょう。

残念ながら、不動産一括査定サイトは“匿名”での利用はできません。

「営業電話が嫌」ということであれば、「机上査定」「コメント」の方法で不動産一括査定サイトでも、営業電話を避けることが可能です。

査定相場を確認したいのであれば、次に紹介する方法をオススメします。

机上査定＆コメントで査定依頼をする

不動産一括査定サイトで「机上査定」＆「コメント」を利用すれば、しつこい営業を受けることなく査定相場が確認できます。

例えば、下記当サイトでオススメしている1つ「HOME4U」の入力画面。

赤枠で囲ったところの「机上査定」を選択すればOKです。

「HOME4U」査定の方法

さらに、「ご要望・ご質問」の欄が最後にありますので、「連絡はメールでのみ希望」と一言、コメントを添えておきましょう。

「HOME4U」申し送り入力

不動産一括査定サイトに参画している不動産会社の方も以下のように言っています。

筆者は、何度もこの方法で何度も申し込みしており、査定額をメールのみで入手しております。

こんな感じで資産価値を調べるために使っている人もいます。

ただし、机上査定も簡易的な査定であることには変わりありません。

売るつもりであるのであれば、訪問査定を受けて正確な査定額を出してもらった方が、売却期間が短くなり、高く早く売れる可能性が上がります。

査定相場だけを確認できるシミュレーションサイトもあるが精度が低い

「メール連絡も困る」というのであれば、匿名で利用できるシミュレーションサイトを使うという方法があります。

シミュレーションサイト 対象物件 対応エリア 査定の精度
ホームズ 戸建て マンション 土地 全国 △
HowMa 戸建て マンション 全国 △：マンション ×：戸建て
イエシル マンション 首都圏 △

ホームズの場合は、専用ページができてそこに各社から査定額が届きます。

ただし、各社も匿名であるが故に真剣な査定額を出してくれません。

HowMaやイエシルは過去の取引事例から大よその価格を算出しますので、簡易的な結果なのであまり参考にならないことが多いです。

不動産は一物一家であり、株価のように変動するため、このようなシミュレーションサイトでは、なかなか精度が高い相場が出ないのが実情であまり参考になりません。

注意点2.不動産会社の提携業者数だけで選ばない

不動産一括査定サイトの運営者は、不動産会社の参加社数や提携社数をアピールしています。

不動産一括査定サイトが発表している提携業者数は下記の通り。

主な不動産一括査定サイトの提携業者数

  • SUUMO　→　2,000社以上
  • イエウール　→　2,000社以上
  • イエイ　→　1,700社以上
  • リビンマッチ　→　1,700社以上
  • HOME4U　→　2,300社以上
  • リガイド　→　900社以上
  • すまいValue　→　6社

ここで、単純に提携業者数だけで選ばないようにしてください。

実は不動産一括査定サイトによって数え方が異なっていたりします。

例えば、イエウールは「A不動産　A支店、A不動産　B支店」を2と数えています。対してHOME4Uは1と数えていたりします。

筆者が各不動産一括査定サイトの提携会社の詳細を調べてみたところ、数字上ではSUUMO、イエウール、HOME4Uは同じ2,000社以上ですが、実際にはSUUMOが一番多い結果となっていました。

つまり、SUUMOの方が多くの不動産会社を探すことができる可能性が高いということ。

このように単純に提携業者数だけを見ていては分からない落とし穴があるわけです。

注意点3.高すぎる査定額を提示する不動産会社が存在する

不動産会社のなかには、競合会社に勝つために売れもしない高すぎる査定額を提示する会社も存在します。

何も知らずに、査定額だけを見て依頼してしまうのは危険です。

高すぎる査定額は疑う

この方は、不動産会社の人ですが、売主に忠告をしています。

不動産会社が提示する査定額は、あくまでも予想売却価格。その査定額で売れる保証はありません。

高すぎる査定額のまま売りに出しても、売れ残ってしまう可能性が高くなります。

これが1社だったら高すぎる査定額かどうかも見わけが付きません。

複数社に査定額を提示してもらうことで「適正な価格」を見定めたうえで不動産会社を選ぶことが大切です。

不動産一括査定サイトの評判・口コミ

不動産一括査定サイトの利用者は年々増加しています。ネット上で調べてみても、口コミを探せるようになりました。

ただし、ネット上の口コミを見るうえで気を付けなければならないことがあります。

運営会社の口コミは「悪い口コミを削除している可能性が高い」こと。

そこで、今回は匿名で自由気ままに感想が書いてあるX（旧Twitter）から悪い口コミを中心にまとめてみました。

電話がたくさん掛かってくる

やはり書かれていたのは業者からの電話のことでした。

筆者の地域では、そこまでしつこい電話は掛かってきませんでしたが、金額が大きくなる築浅の物件などでは不動産会社も仕事が取りたいがために必死に電話が掛かってくるでしょう。

ただし、裏を返せばそれだけその物件に需要があるということ。

必死な営業マンの方が買主もしっかり見つけてくれますので、一概に電話が悪いとは言えないというのが筆者の見解です。

営業が強引

不動産仲介は契約をして売買が行われないとお金になりません。

不動産一括査定は競合もいることから、中には強引な営業マンに当たる可能性も高くなります。

高い査定額がついた、高く売れた

不動産査定は、あくまで査定額なのでその価格で売れるとは限りません。

ただし、今は地合いがいいのもあり、中には購入時よりも価格が上がっている人も多くいます。

営業はどうしてもされますが、不動産一括査定は家の価値を調べるのにも適しています。

詳しくは「机上査定＆コメントで査定依頼をする」で解説しています。

査定してくれる会社が少ない

逆に不人気のエリアは、不動産仲介会社にも相手にされず、不動産一括査定を使って1社しか査定してくれないなどあり得ます。

そういう時はSUUMOやHOME4U、イエウール、HOME`Sなどを使って、複数の不動産一括査定を使いましょう。

不動産一括査定サイトの選び方とおすすめ6サイト

不動産一括査定サイトを選ぶ3つの基準をお伝えします。

不動産一括査定サイトを選ぶ3つの基準
  1. 大手不動産会社に最低でも1社は査定が行えること
  2. 中堅や地域密着の不動産会社にも査定が行えること
  3. 実績があり、信頼できる不動産一括査定サイトであること

不動産査定するときの重要なポイントは、大手から地域密着の不動産会社まで幅広く依頼することです。

不動産会社には、物件種別やエリアによって、得意・不得意があります。

不動産一括査定サイトは提携している不動産会社の傾向にそれぞれ違いがある

それらを踏まえると不動産一括査定の下記6サイトを賢く併用して大手、中堅、地域密着の不動産会社に依頼するのが重要なポイントです。

信頼できる不動産一括査定サイトTOP6
  1. 超大手6社に唯一依頼ができる「すまいValue」
  2. 賃貸で有名なSUUMOが運営！大手・中堅から地域密着の不動産会社を探せられる「SUUMO」
  3. 安心のNTTグループが運営！大手・中堅から地域密着の不動産会社を探せられる「HOME4U」
  4. 大手・中堅から地域密着の不動産会社を探せられる「イエウール」
  5. 大手・中堅から地域密着の不動産会社を探せられる「HOME`S」
  6. 旧SBIグループが運営！「リガイド」

フローチャートでわかる！不動産一括査定サイトの正しい選び方

自分にあった不動産一括査定サイトを選べるようにフローチャートにしました。

不動産一括査定の賢い選び方

【結論】不動産一括査定のかしこい使い方

東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・兵庫・京都・奈良の方は3サイトを併用する
  1. 超大手不動産会社が探せる「すまいValue」
  2. 大手・中堅や地域密着が探せる「SUUMO」「HOME4U」
  3. 両手仲介なしの売り手専門「SRE不動産」
県庁所在地などの人口が多い都市は2サイトを併用する
  1. 超大手不動産会社が探せる「すまいValue」
  2. 大手・中堅・地域密着の不動産会社が探せる「SUUMO」「HOME4U」
地方や田舎などの人口が少ない市町村は3サイトを併用する
  1. 大手・中堅・地域密着の不動産会社が探せる「SUUMO」
  2. 大手・中堅・地域密着の不動産会社が探せる「HOME4U」
  3. 中堅・地域密着の不動産会社を幅広く探せる「イエウール」
収益・投資用物件に強い会社が多数見つかる3サイトを併用する
  1. 超大手不動産会社が探せる「すまいValue」
  2. 投資用物件に強い不動産会社が多い「HOME‘S」
  3. 投資物件に特化した一括査定サイト「リガイド」

超大手6社に唯一依頼ができる「すまいValue」

すまいValue

対応エリア 全国※地方や田舎は対応していない場合あり
対応対応物件種別 マンション
一戸建て
土地
マンション一棟
アパート一棟
ビル一棟
サービス開始年月 2016年10月
実績 年間成約件数12万件以上
提携会社数 6社
同時依頼数 6社
机上査定 〇
備考欄・要望 〇

「すまいValue」は、超大手不動産会社6社が参加している唯一の不動産一括査定サイト。

他の不動産一括査定サイトは、国内TOP3（三井のリハウス、住友不動産販売、東急リバブル）の不動産会社には依頼ができませんが、「すまいValue」は依頼できます。

すまいValueが参加している超大手不動産会社6社は、国内の仲介取引の1/3以上を占めるほど大きい会社ばかり。

地方は対応していないのがデメリットですが、対応地域の人は間違いなく利用するべき不動産一括査定サイトです。

＞＞ すまいValueで査定相場をチェック

すまいValueの口コミ・評判

すまいValueを使う際には注意が必要

すまいValueが依頼できる超大手不動産会社は売主、買主両方を相手する両手仲介の可能性が高くなります。

両手仲介とは、不動産会社が売主からも買主からも仲介手数料を受領する仲介

両手仲介になると売主が囲い込みを受けやすく、売主は損をしやすくなる傾向にあります。

その対策として、すまいValueを利用する際は、売主専門で大手の「SRE不動産」も併せて申し込んでおくことをオススメします。

SRE不動産（旧ソニー不動産）のエージェント制は本当にいいの？利用者の評判と賢い使い方

SRE不動産は、エージェント制を採用している、国内では数少ない不動産会社。

エージェント制とは、売主の立場で徹底的にサポートしてくれる制度

SRE不動産というと分からない人も多いと思いますが、前身は「ソニー不動産」でソニーグループが運営している不動産会社です。

SRE不動産はその他の不動産会社と違い買主を担当しないので、無理にでも売却金額を下げて不動産取引を成立させるということをしません。

SRE不動産の対象エリアである「東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、兵庫、京都、奈良」在住の方は申し込んでおくことをオススメします。

＞＞ SRE不動産で査定相場をチェック

知名度抜群！大手・中堅から地域密着まで探せられる「SUUMO」

SUUMO

対応エリア 全国
対応対応物件種別 マンション
一戸建て
土地
サービス開始年月 2009年
実績 月間訪問者数 約2188万人
提携会社数 2,000社以上
同時依頼数 10社以上
机上査定 〇
備考欄・要望 〇

「SUUMO」は、リクルートが運営しており知名度抜群＆利用者数が多い不動産一括査定サイトです。

賃貸で有名なのもあり、提携している不動産会社数も群を抜いており、同時依頼数も他の不動産一括査定サイトより多いのが特徴です。

田舎な地方の不動産でも、しっかり依頼ができる不動産会社が見つかります。

一方でSUUMOは、個人向けのマンションや戸建て、土地のみで、アパート一棟や店舗・事務所・倉庫・農地・山などの収益物件も査定できません。

アパート一棟や店舗・事務所・倉庫・農地・山を査定依頼したい人は次に紹介する「HOME4U」を利用しましょう。

また、SUUMOは連絡希望時間帯を指定できるため、「メールで回答ください」と書くことでメールで机上査定結果がもらえます。

SUUMO連絡希望時間帯

SUUMOはセキュリティもしっかりしているため、万人におすすめできる不動産一括査定サイトです。

SUUMO売却査定の口コミ・評判

＞＞ スーモで査定相場をチェック

また、紹介した「すまいValue」で依頼できる仲介No.1の「三井のリハウス」にはSUUMO経由では依頼できません。

どうしても超大手の不動産会社1社には査定相談したいのであれば「三井のリハウス」に直接査定依頼しましょう。

三井のリハウスは、不動産仲介の取扱件数が30年以上ずっと実績1位で安心感は間違いありません。

＞＞ 三井のリハウスで査定相場をチェック

安心のNTTデータグループ！大手・中堅から地域密着まで探せられる「HOME4U」

HOME4U

対応エリア 全国
対応対応物件種別 マンション
一戸建て
土地
ビル一室
店舗・事務所・倉庫
マンション一棟
アパート一棟
ビル一棟
サービス開始年月 2001年11月
実績 売却査定数累計45万件
提携会社数 2,300社以上
同時依頼数 6社
机上査定 〇
備考欄・要望 〇

「HOME4U」は、NTTデータグループが2001年から運営している日本初の不動産一括査定サイト。

長い歴史と実績から培ったノウハウをいかし、不動産会社を厳選しているのが特徴です。

HOME4Uでは、個人向けのマンションや戸建て、土地だけではなく、アパート一棟や店舗・事務所・倉庫などの収益物件も査定できます。

査定の情報入力画面も分かりやすく、質問に沿って入力やタップ・クリックしていくだけなので、初心者にもおすすめできます。

  • 入力が面倒な方は電話での入力代行が可能
  • 不安点や疑問点も相談が可能
  • 安心のNTTデータグループがサポート
連絡先：0800-080-4326（受付時間：平日10時30分～18時）

HOME4Uの口コミ・評判

＞＞ HOME4Uで査定相場をチェック

大手・中堅から地域密着まで探せられる「イエウール」

イエウール

対応エリア 全国
対応対応物件種別 マンション
一戸建て
土地
ビル一室
店舗・事務所・倉庫
マンション一棟
アパート一棟
ビル一棟
区分マンション（収益）
区分ビル（ビル一室）
農地
サービス開始年月 2014年1月
実績 累計利用者数1,000万人以上
提携会社数 2,000社以上
同時依頼数 6社
机上査定 ×
備考欄・要望 〇

「イエウール」は、東証スタンダード市場に上場している株式会社Speeeという会社が運営しています。

査定の情報入力画面がLINEのようにになっており、質問に沿って入力やタップ・クリックしていくだけなので、誰でも簡単に入力できます。

地方の不動産会社を含め、提携会社数が多く、不動産会社がヒットしなかった場合のサポートまで整備されているため、田舎の物件を売りたい方におすすめの不動産一括査定サイトです。

イエウールの口コミ・評判

＞＞ イエウールで査定相場をチェック

大手・中堅から地域密着まで探せられる「ホームズ」

ホームズ収益物件

対応エリア 全国
対応対応物件種別 マンション
一戸建て
土地
マンション一棟
アパート一棟
ビル一棟
倉庫・工場
サービス開始年月 2008年12月
実績 サービス利用者数 838万人
提携会社数 4,553社
同時依頼数 10社
机上査定 ×
備考欄・要望 〇

「HOME`S」は、賃貸で有名で知名度抜群のサービスですが、一括査定サイトも展開しています。

不動産会社も多数参加しており、地域密着の不動産会社や投資物件に強い不動産会社を探せるのが大きな強みです。

ホームズを運営しているのは東証プライムに上場している株式会社LIFULLで、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC 27001」、国内規格「JIS Q 27001」の認証を取得しており、個人情報の取扱いも徹底されています。

厳重な情報セキュリティを確保しているため、その点でも安心して利用できます。

＞＞ ホームズで査定相場をチェック

収益物件に強い不動産会社が多い「リガイド」

リガイド

対応エリア 全国
対応対応物件種別 マンション
一戸建て
土地
ビル
事務所
マンション一棟
アパート一棟
事務所・ビル一棟
サービス開始年月 2006年7月
実績 未公表
提携会社数 900社以上
同時依頼数 10社
机上査定 〇
備考欄・要望 〇

「リガイド」は、もともと一括査定サイトではなく不動産会社が運営する査定サイトであり、現在は株式会社ウェイブダッシュにより運営されています。

そのような背景もあり、投資物件に強い不動産会社が多数参加しているのが特徴で、サイト内にプロが好む収益物件の紹介サイトもあります。

「マンション一棟」や「事務所・店舗ビル一棟」、「事務所・店舗ビル一室」等の個人投資家が保有するような不動産も査定が可能です。

収益性の高い不動産を所有している方やマンション一棟を所有している方に特にオススメの一括査定サイトです。

＞＞ リガイドで査定相場をチェック

オススメサイトの特徴を一覧にまとめておきます。

スクロールできます

サイト名 開始 実績 対応物件 提携会社数 同時依頼会社数 机上査定
すまいValue 2015年 年間成約件数12万件以上 マンション
一戸建て
土地
マンション一棟
アパート一棟
ビル一棟		  6社 6社 〇
SUUMO 2009年 月間訪問者数 約2188万人 マンション
一戸建て
土地		 2,000社以上 10社以上 〇
HOME4U 2001年 売却査定数累計45万件 マンション
一戸建て
土地
ビル一室
店舗・事務所・倉庫
マンション一棟
アパート一棟
ビル一棟		  2,300社以上 6社 〇
イエウール 2013年 累計利用者数1,000万人以上 マンション
一戸建て
土地
ビル一室
店舗・事務所・倉庫
マンション一棟
アパート一棟
ビル一棟
区分マンション（収益）
区分ビル（ビル一室）
農地		  2,000社以上 6社 ×
HOME`S 2008年 サービス利用者数 838万人 マンション
一戸建て
土地
マンション一棟
アパート一棟
ビル一棟
倉庫・工場		  4,553社 10社 〇
リガイド 2006年 未公表 マンション
一戸建て
土地
ビル
事務所
マンション一棟
アパート一棟
事務所・ビル一棟		  900社以上 10社 〇

不動産一括査定サイトの申し込み後の流れ

不動産一括査定サイトから、申し込みを行った後の具体的な流れと注意点について解説していきます。

具体的な流れとしては以下の通りです。

  1. 申し込みした不動産会社からメールで連絡が届く
  2. メールでやり取りをした後、机上査定の結果が届く
  3. 複数社からの机上査定の結果を比較検討し2〜3社程度に厳選
  4. 厳選した会社に対して訪問査定を依頼
  5. 訪問査定の結果をもとに最終的に依頼する不動産会社を決める
  6. 契約を決めた不動産会社と一緒に売却活動を開始

ここでは、机上査定が届いてからの注意点やポイントに絞って解説していきたいと思います。

会社を絞り込む際のポイント

机上査定と訪問査定を受けて、実際にお世話になる会社を絞り込んでいくわけですが、その際のポイントについて解説していきます。

まず、複数社の査定金額を比較した際に、明らかに高額な査定額を提示してきた会社は除外しましょう。

そのうえで、残った会社の査定金額も鵜呑みにせず、査定金額の根拠を直接担当者にヒアリングしてみましょう。

明確な根拠を出せない不動産会社は信頼性に欠けると判断してよいでしょう。

例えば、下記は筆者が三井のリハウスからもらった査定額の根拠です。

三井のリハウスの査定書

このように査定額には必ず根拠があるのです。

「競合物件がいくらで売り出されているのか」などを聞いて、競合分析もしっかり行った上での査定額なのか確認してみると良いでしょう。

査定金額の妥当性・信頼性という面の他に、不動産会社の担当者で選ぶのもひとつの選定基準となります。

担当者のメールや電話のやり取り、訪問査定で実際に対面した際の振る舞いも、立派な選定基準です。

売却に向けて一緒に頑張っていくなかで、あなたと相性がいい不動産会社の担当者に依頼することは最終判断の際、大切になってきます。

不動産仲介会社のランキングは下記記事で詳しく解説しています。

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訪問査定の際に準備するべきこと

机上査定の結果を比較検討し2〜3社程度に厳選したら、訪問査定に進みましょう。

訪問査定の際には、以下の書類があると、スムーズに進行できます。

  • 購入時の売買契約書や重要事項説明書
  • 権利書、マンションの規約書（マンションの場合）
  • 物件の図面が載っている購入時の販売パンフレット

不動産会社から事前に用意してほしい書類を頼まれるケースもあるので、その場合も準備を進めましょう。

不動産売却時に必要な書類などの基礎知識に関しては、下記記事で詳しく解説しております。

不動産会社と契約する際の注意点

訪問査定の結果をもとに依頼する不動産会社を決めた後、選んだ各不動産会社と媒介契約を結びます。。

その際の媒介契約では、選りすぐった複数社の不動産会社と契約を結ぶことが大切です。

各不動産会社で競争させることで、他社よりも早く買主を見つけようしてくれます。

複数社と媒介契約を結ぶには「一般媒介契約」である必要があります。

実は不動産会社との契約には下記の3種類の契約方法があります。

  1. 一般媒介契約
  2. 専任媒介契約
  3. 専属専任媒介契約

重要なポイントだけ説明すると、複数の不動産会社と契約するのであれば「一般媒介契約」の一択のみです。

不動産会社の言われるがままになり、「専任」契約をしてしまうと、その一社のみとの契約になってしまいます。

必ず「一般媒介契約」にして、複数社の不動産会社を競争させてください。

不動産一括査定サイトのキャンセル方法

不動産一括査定サイトを申し込んだけど、キャンセルしたい方もいると思います。

当サイトで紹介した不動産一括査定サイトのキャンセル方法を下記にまとめます。

すまいValueのキャンセル方法

すまいValueは「問い合わせフォーム」からキャンセル依頼ができます。

査定依頼をいただいた後にキャンセルをされたい場合は、お手数ですがこちらのお問い合わせフォームより、査定依頼完了メールに記載された「査定ID」をご入力（※）の上、ご連絡をお願いいたします。当サイトより、査定依頼をいただいた各不動産会社へキャンセルの旨の連絡いたします。尚、既に査定依頼をいただいた内容が各不動産会社へ届いていた場合、キャンセルのご依頼があっても不動産会社より連絡が行くことがございますので、予めご了承ください。 お問い合わせフォームにある「お問い合わせ種別」欄で「ご依頼済みの内容について」をお選びいただくと「査定ID」入力欄が表示されます。
※出典：すまいValueのご利用方法についてより

HOME4Uのキャンセル方法

HOME4Uを通じてキャンセルは原則できないと書かれています。

HOME4Uは不動産ポータルサイトであり、不動産会社ではありません。お問い合わせのキャンセル、依頼内容の変更などにつきましては、直接、各不動産会社宛にご連絡ください。
※出典：HOME4U「サービスに関するお問い合わせ」より

ただし、問い合わせフォームやサポート番号（0120-245-171　※平日 10:00 ～ 18:00）があり、キャンセル依頼ができます。

イエウールのキャンセル方法

イエウールは公式サイトを見ても、キャンセルのことは一切書かれておりません。

HOME4Uと同じように原則不動産会社にキャンセル連絡をするということでしょう。

ただし、イエウールのプライバシーポリシーを見ると、お問い合わせフォームが書かれています。

東京都港区六本木四丁目１番４号 株式会社Speee 個人情報問い合わせ担当 https://speee.jp/contact/ 対応時間：10 時 00 分から 17 時 00 分まで（但し、土曜日、日曜日、祝日、年末年始は除きます。）
※出典：イエウール「個人情報保護基本方針」より

この連絡フォームを使えば、キャンセル依頼ができます。

まとめ

オススメする不動産一括査定サイトを紹介しました。

不動産一括査定サイトは、利用すると営業電話が掛かってくるというデメリットはありますが、メールで査定額がもらう方法など対処法があります。

再度、不動産一括査定サイトのオススメの使い方を紹介しておきます。

不動産一括査定の賢い選び方

【結論】不動産一括査定のかしこい使い方

東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・兵庫・京都・奈良の方は3サイトを併用する
  1. 超大手不動産会社が探せる「すまいValue」
  2. 大手・中堅や地域密着が探せる「SUUMO」「HOME4U」
  3. 両手仲介なしの売り手専門「SRE不動産」
県庁所在地などの人口が多い都市は2サイトを併用する
  1. 超大手不動産会社が探せる「すまいValue」
  2. 大手・中堅・地域密着の不動産会社が探せる「SUUMO」「HOME4U」
地方や田舎などの人口が少ない市町村は3サイトを併用する
  1. 大手・中堅・地域密着の不動産会社が探せる「SUUMO」
  2. 大手・中堅・地域密着の不動産会社が探せる「HOME4U」
  3. 中堅・地域密着の不動産会社を幅広く探せる「イエウール」
収益・投資用物件に強い会社が多数見つかる3サイトを併用する
  1. 超大手不動産会社が探せる「すまいValue」
  2. 投資用物件に強い不動産会社が多い「HOME‘S」
  3. 投資物件に特化した一括査定サイト「リガイド」

この記事を実践すれば、間違いなく納得の不動産売却を行えるでしょう。

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