今から不動産を売りたいと思っている人は以下のような考えを持ったことはありませんか?
・どんな不動産査定ソフトがいいのか
・どんな不動産査定ソフトがあるのか
この記事では、不動産査定をしたい人が使うことになるかもしれない「不動産査定ソフト」について紹介します。
記事を読み終わった後には不動産査定ソフトの基礎知識について理解していることでしょう。
◎本記事の要点まとめ
まず先に本記事の要点をまとめます。
結論から言うと一般の人が不動産査定ソフトを使うのはほぼ不可能です。
不動産査定ソフトは不動産業界の人向けに作られたものしかなく、一般人向けのものは存在しません。
そのため査定ソフトを利用する際には駅の距離・用途地域・セットバックの有無、接面道路の状況、道路との高低差など、一般の人には理解や調査が難しい条件の入力が必要です。
では一般人はどのように不動産の査定額を出せばいいのか。
それなら無料不動産査定に申し込むのがおすすめです。
不動産会社によってはネットで簡単な不動産情報をいれるだけで、無料で査定してくれる会社があります。
代表的な不動産査定ソフトは3つある
よく使われる不動産査定ソフトには3つあります。
- 価格査定マニュアル
- 標宅プロ
- Excel_売買ナビ
それぞれ詳しく説明していきます。
価格査定マニュアル
不動産業界の営業マンがよく使っている不動産査定ソフトが「価格査定マニュアル」です。公益財団法人である不動産流通推進センターが開発したソフトとなっています。
価格査定マニュアルのスペック
- 利用料3,240円(税込)
- 査定可能な不動産の種類は、戸建住宅・土地・マンション
- 自己使用の個人居住用不動産のみ対応
価格査定マニュアルはCD-ROM版での提供でしたが、近年インターネット上で稼働するバージョンが登場しました。
WEB版により、外出時にタブレット型端末からの査定もできるようになりました。価格査定マニュアルの査定対象の不動産は、一戸建て・土地・マンションとなります。
今のところ、居住用以外の不動産に対応してはいません。このソフトで査定できる不動産は限定的ですが、出力される査定表がきれいに作成できる点も魅力です。
標宅プロ
地価公示を決めている不動産鑑定士が使用しているソフトが「標宅プロ」です。なんとその定価は125,000円(税込)。
標宅プロのスペック
- 定価は125,000円(税込)
- 住宅地、商業地、工業地等、規模の大小を問わず査定可能
- 主な使用対象は不動産鑑定士
標宅プロは、地方公示価格を求めるために使用されているため、土地残余法や取扱事例比較法にも適用可能です。住宅地、商業地、工業地等、さまざまな不動産を査定することができるソフトとなっています。
これはあくまで地価公示の評価をしている不動産鑑定士専用のプログラムであり、不動産鑑定士しか使うことはありません。
Excel_売買ナビ
不動産査定フリーソフトも存在しますが、エクセルを利用するもの以外はありません。
フリーソフトの中では「Excel_売買ナビ」がよく使われています。
Excel_売買ナビのスペック
- 費用は無料
- 査定ではなく不動産取引の際に必要となる諸費用を計算する
- 不動産業者向けソフト
不動産取引の際に必要となる諸費用もエクセルで計算してくれます。固定資産税の支払い等も計算してくれるため、業者にとっては必要不可欠なソフトです。
査定額をだすというよりも諸費用を出すためのソフトウェアというべきかもしれません。「Excel_売買ナビ」も基本的にはテナント用物件などには対応しておらず、用途が限定的です。
不動産査定ソフトがあまり存在しない理由
有料版では「評価査定マニュアル」が、フリーソフトでは「Excel_売買ナビ」が不動産査定ソフトの主流です。
そもそも不動産鑑定ソフト自体があまりありません。これはなぜなのでしょうか。
査定結果を導き出すための計算がそこまで難しくないため、自作のエクセルで十分なことが挙げられます。
不動産査定ソフトはどうしてもプロしかつかいません。プロの様々な要望に対応するための開発にひと苦労します。
その割に不動産業者以外は使わないことが多いので、投資額と回収が見合わないのでしょう。
一般の人が不動産査定ソフトは使えるのか
一般的の方が使用できる不動産査定ソフトはありません。実は不動産査定ソフトには不動産業者しかもっていない売却事例が必要だからです。
査定をするための第一歩は適切な取引事例を決めることです。適切な事例を集め、その情報を入力することによって査定ソフトは活躍できます。
駅の距離・用途地域・セットバックの有無、接面道路の状況、道路との高低差などの条件を入力します。一般の人からすると「なんじゃそりゃ」なことばかりなのではないでしょうか。
一般の方が自力で査定ソフトを使おうと思っても、うまく使えない「障害」が数多くあるのです。
一般の人が査定額を出したいなら無料不動産査定を利用する
前述の通り一般人が不動産査定ソフトを使って不動産の査定額を算出するのはほぼ不可能です。
ではどうやって査定額を出せばいいのか。
それはずばり無料不動産査定を利用することです。
不動産会社の中には簡単な不動産情報をネットで入力するだけで、査定額を出してくれる会社があります。
以下では不動産の所在地ごとにおすすめの会社を紹介します。
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県、京都府、奈良県の不動産ならSRE不動産
最もおすすめなのはSRE不動産(旧ソニー不動産)です。(※SRE不動産は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県、京都府、奈良県の不動産にのみ対応)
おすすめなポイントは2つあります。
まず一つ目はソニーグループなのでものすごく安心感があることです。
実際GMOリサーチの結果でもかなりの高評価を得ています。
そして二つ目のおすすめポイントは申し込みが非常に簡単で1分あればできることです。
なんと必須入力事項は不動産の所在地と名前、連絡先のみ。
今あなたに1分の時間があれば申し込めますので、ぜひ気軽に申し込んでみてください。
あなたの不動産をプロが無料で査定してくれますよ。
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県、京都府、奈良県以外の不動産ならHOME4U
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県、京都府、奈良県以外の物件ですと不動産一括査定サイトであるHOME4Uの利用をおすすめします。
HOME4Uでは不動産所在地を入力すると、あなたの不動産を無料で査定してくれる会社の一覧を教えてくれます。
そしてその中からあなたが選んだ不動産会社に、一括で査定依頼をしてくれる画期的なサービスです。
地方物件ですと対応していない不動産会社が多いので、逆に対応している不動産会社を一覧で教えてくれるのは助かりますよね。
こちらももちろん完全無料ですので、ぜひ利用してみてください。
HOME4Uの詳しい説明はHOME4Uの公式サイトに書いてありますので是非ご覧ください。
まとめ
以上、不動産査定ソフトについて紹介させて頂きました。
不動産査定ソフトは不動産売却をするなら必要不可欠なサービスです。しかし実際は不動産のプロ以外は使うことが難しいということを理解していただけたと思います。
今後不動産売却をする際は、今回ご紹介した情報をぜひご参考ください。